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現行アウディA4はクワトロも新車時の半額以下

デフレなんてどこ吹く風と言わんばかりに、リーマンショック以降の不景気においても着実に日本市場で人気を集めたアウディ。その基幹モデルであるA4が、現行モデルにも関わらずいよいよ新車時の半額以下から狙えるようになりました。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

お洒落さん御用達ブランドの現行モデル

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はアウディA4(現行)をご紹介したいと思います。
アウディA4undefinedフロント

A4より先に登場したクーペのA5に通じる外観。特にLEDが曲線を描いて配されているヘッドライトは先進的なデザインです。2Lターボと3.2Lモデルはキセノンライトとなります

アウディと言えば今やお洒落さん御用達ブランドと呼びたくなるようなポジショニングを獲得。ボリオリのジャケットにインコテックスのパンツ的な装いの方々がこぞって乗っているようなイメージすらあります。

メルセデス・ベンツやBMWと違う新興勢力ゆえ、ベストをチョッキと呼ぶご高齢の方々からすればよく知らないメーカーですし、ダブダブのダブルジャケットを好むようなヤンチャな方々からは「ベンツに比べると押しが弱い」的な印象が、かえって功を奏しているのかも知れません。

その基幹モデル、つまり最も売れる車種がこのA4。日本デビューは2008年3月でした。当初のラインナップは1.8Lターボ+CVTのFF(エンジンを前に置き前輪を駆動)モデルと、3.2L+6AT+クワトロ(4WD)。

1年後の2009年3月には2Lターボ+7速Sトロニック(2ペダルMT)+クワトロが追加され、2011年4月には1.8Lターボエンジンが2Lターボエンジンに変更となりました。
アウディA4undefinedリア

BMWがよくやるように、前後重量バランスを考えてA4でもバッテリーをトランク下に配置。それでもトランク容量は(ボディが大きいこともあり)FF&クワトロどちらも480Lとライバルより広い容量を確保しています

ライバルはメルセデス・ベンツのCクラスやBMWの3シリーズなのですが、実はA4のボディサイズは、ライバルをライバルと呼べなくなるほど大きいのです。

現行Cクラスの4595mmや2012年に登場した現行3シリーズの4625mmよりもさらに100mm近く長い全長4705mm。全幅1825mmも現行3シリーズの1800mmをまだ上回っています。

さすがに現行Eクラスや現行5シリーズと比べると小さいのですが、その大きさは当然ながら室内空間のゆとりにもつながっています。

登場から6年が経ち、そろそろ次期モデルの噂も聞こえてくるようになると、やはり中古車がおいしくなる季節です。原稿執筆時点で走行距離5万km未満の修復歴なしで調べてみると、193万円から見つかります。

193万円のグレードは1.8Lターボ。2008年式で走行距離は3.2万kmです。新車時価格は419万円ですから、十分半額以下まで落ちています。しかも、認定中古車ではありませんが、アウディのディーラーで販売されています。

といっても、ライバルと比べて格別に安いかと言われればそうではなく。例えば同年式&同走行距離で比べて見ると、メルセデス・ベンツのCクラスのほうがお買い得。

ではA4を購入する理由はどこにあるのか。お洒落さんブランドが半額以下になっただけではない、アウディA4のさらなる魅力を、次ページで見ていきましょう。
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