トラベル英会話

Sorry かExcuse meか?それが問題だ

「外国では簡単に“I’m sorry.” と言っちゃダメ」なんて聞いたことありませんか?確かに、どちらに責任があるかはともかく、まず「すみません」と言ってしまうのが礼儀の日本とは違って、欧米では自分が悪くもないのに謝る人はあまりいません。ここでは、どんなときに“I’m sorry.” が使えるのか、“Excuse me.” とどう使い分けるのか、について簡単にお教えしましょう。

小島 由美香

執筆者:小島 由美香

トラベル英会話ガイド


「ちょっとすみません」程度ならExcuse me

海外旅行中に使う頻度が高いと思われるのは、“Excuse me.” のほう。人を呼び止めたり注意をうながしたり、人の前を横切ったり席を立ったりするときなどに使用することが多いのですが、人にぶつかったときなどにもじゅうぶん通用します。

“Excuse me. Could you bring some water?”
「(機内で乗務員に)すみません。お水を持ってきてもらえますか?」

“Excuse me. May I try this on?”
「(買い物中に店員に)すみません。試着してもいいですか?」

“Excuse me. I think you dropped something.”
「(通りがかりの人に)すみません。何か落とされたみたいですよ」

“Excuse me. Do you know how to get to the train station?”
「(通りがかりの人に)すみません。駅までどうやって行ったらいいか分かりますか?」

追い越しのときにひと声

自転車で前の人を追い抜くときには“On your left(左側を通ります)!” という独特な表現を使います。“Excuse me!” でも間違いではありませんが、より短く、すぐにポイントが伝わります

“Excuse us. Can we get by?”
「(近くの席の人に)すみません。ちょっと通してもらえますか?」

“Excuse me. (I bumped into you.)”
「(ぶつかって)ごめんなさい」

例にもありますが、自分一人でなく二人以上を含める場合は“Excuse us.” と、複数形とします。例えば、子どもの手を引いて、家族やグループで人の前を横切るときなどは“Excuse us.(=私たちを通してください)” です。

「もう一度言ってください」は Excuse me.でもI’m sorry.でもOK

相手の言っていることが分からなかったとき、“(I beg your) pardon?” と聞き返す、と覚えている方も多いと思いますが、これはどちらかといえばフォーマルなニュアンス。日常会話の中では“Excuse me?” か“I’m sorry?” が一般的です。意味的に大きな差はありません。どちらにも“?” がついているように、語尾は上げて質問調に。

“What do you do?”
「(仕事は)何をしていますか?」
“Excuse me?/ I’m sorry?”
「もう一度言ってもらえますか?」
“What is your job?”
「お仕事は何ですか?」

“Your total is $1,000.”
「合計1,000ドルになります」
“Excuse me?/ I’m sorry?”
「え、本当?」
“It’s a joke. It’s only $10.
「冗談ですよ。たった10ドルですよ」

このように、言われたことは分かっても内容が信じられない、というようなときにも使えます。また、『I’m』を省略して『Sorry? 』だけでもかまいません。
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