ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

消費税増税前、災害対策の買いだめは計画的に!

首都圏では、2月8日、2月14日と記録的な大雪となりました。災害への備えや消費税増税前に……と、食材や日用品のストック買い(買いだめ)を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、主に食材のストック買いについて考えてみました。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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忘れた頃にやってくる災害のために、食材をどうストックする?

帰りがけに買い物したいけど、商品残っているかな……

帰りがけに買い物したいけど、商品残っているかな……

首都圏では、2月8日、2月14日と記録的な大雪となりました。通勤・通学等で大変な思いをされた方、雪かきで週末が終わってしまった方も多かったことと思います。地震や台風(ゲリラ雷雨)だけでなく、大雪も意識しないといけない、ということに気づかされました。

徐々に交通網は復旧してきましたが、大雪が降った後、数日間は、物流等が寸断された影響で、スーパーやコンビニなどの商品が品薄状態でした。また、数日たった今は、農作物への影響が大変心配な状況で、野菜の価格高騰も懸念されています。そこで気になるのが、食材や日用品の確保をどうするか、です。仕事の関係などで、いつでも買いに行けるとは限りません。また、買いに行けた時に店頭に商品がなかった、ということもあります。ガイド平野も先日、仕事帰りに近所のお店に寄ったら陳列棚にはほとんど何もなく、ネットスーパーの配送も2日後まで全て終了、ということがありました。この時は、4~5日買い物ができなくても何とかなりましたが、「また大雪になったらどうしよう……」と少し心配になってしまいました。

皆さんも日ごろから
・買い物に行ける日にまとめ買いをする
・生協などの食材宅配サービスやネットスーパーを利用する
・冷凍保存、冷凍食品を活用する
・常温保存できる食材を補充する

など行っていると思いますが、大雪に限らず、台風や干ばつ、冷夏など、年々異常気象が顕著にあらわれ、その都度農作物等に影響が出ていますので、今までの買い物サイクルに「災害等で数日買い物に行けない」「野菜等が品薄・高騰する期間が長い」という発想を取り入れる必要もありそうです。

そうはいっても、ストック買い(買いだめ)をするにも限界があります。保管に困るほど買ってしまったり、使い切れず廃棄してしまったりすることのないよう、大まかな購入計画を立てましょう。

食材の購入ポイントは、
(1)生鮮食料品は使い切れる範囲か冷凍保存できる範囲で買う
(2)生鮮食料品が買えない日のための代用品を備えておく

(例)冷凍野菜、野菜ジュース、レトルトごはん、お餅、パスタ麺など
(3)毎月の食費の予算の範囲内で買い、全て賞味期限内に使い切る
です。

ガイド平野は、野菜や肉・魚類など、少し多めに買う時は、すぐに使わないものは下ごしらえをして冷凍保存しています。例えば、ネギや油揚げは刻んで冷凍、小松菜などの葉物は、軽くゆでて1回分ずつラップで包んで冷凍、下ごしらえした肉類は、小分けにラップで包み、「○月□日 豚ロース薄切り」などメモを入れて冷凍パックに保存しています。使うときは、日付の古いものから使い、献立に迷った時は、冷凍室の在庫をチェックすることにしています。冷蔵庫の中がガランとすることはありますが、使いきれずに廃棄、ということはありません。

同じようなことを既に実践中の方も大勢いらっしゃると思いますが、これから結婚される方や結婚後、間もない方など、まだやったことがないものがありましたら、ぜひ試してみてください。

>>消費税増税前のストック買い(買いだめ)は、アリ?
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