ホーチミン/ホーチミン基本情報

タンソンニャット国際空港/ホーチミン

ホーチミンの玄関口のタンソンニャット国際空港。成田空港から毎日直行便が出ています。タンソンニャット空港に降り立った後の入国及び出国までの手続きをご紹介します。比較的狭い空港なので、この記事で確認しておけば、迷うことなく空港内を移動できるでしょう。

古川 悠紀

執筆者:古川 悠紀

ホーチミンガイド

ホーチミンの旅はここから。タンソンニャット国際空港

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成田からのフライトは約6時間。アオザイを着たスタッフが漏れなく歓迎してくれます

ホーチミン、空の玄関口タンソンニャット国際空港。ベトナム一の商業都市、ホーチミン唯一の「国際空港」という割にはずいぶんこじんまりとした空港でしたが、2007年、日本のODAによって、4階建ての大規模ターミナルへと生まれかわりました。

成田空港からタンソンニャット空港まで直行便で約6時間程度。日本からタンソンニャット空港まで直行便があるのは、2015年6月現在のところベトナム航空と全日空(ANA)、そして日本航空(JAL)の3社です。関西、福岡、中部(名古屋)からも直行便は出ていますが、便数が少ないので事前に確認をしてください。

到着したら入国審査

タンソンニャット国際空港に到着したら、道なりに歩いていけば入国審査の場所へと辿り着きます。「immigration(イミグレーション)=出入国手続き」の掲示板を手がかりに歩いてもいいでしょう。他国の国際空港と比べると分岐点もすくないため、道に迷うことはまずありません。到着した場所は2階で、入国審査を経て階段を下り、一階に進めば出口が見えてきます。

ベトナムでは2015年現在、日本人且つ、滞在日数を15日間超えない観光目的の入国であれば、ビザは不要となります。しかし、16日以上の滞在であれば、ビザが必要となりますので、その際は入国審査場所の端にある窓口で、一ヶ月間の観光ビザを取得することができます。ただし、2015年の法改正を受けて、招聘状が必要となりますので、代理店に手配してもらうか、大使館で事前にビザを取得しなければなりません。

入国審査では『ALL PASSPORT』の電光掲示板がある列に並んでください。ちなみに、2010年より、空路のみ出入国カードの提出は必要なくなりました。税関申告をする必要がある方は、これまで通り報告しなければなりません。

参考:JALによるタンソンニャット国際空港の図式解説

荷物の引き取りから税関

入国審査を無事終えたら、エスカレーターもしくは階段で1階へ。下りると、預け荷物を引き取るためのターンテーブルが並んでいます。電光掲示板で、自分が乗ってきた便のターンテーブル番号を確認の上、荷物が流れてくるのを待ちましょう。

荷物を受け取ったあとは、真っ直ぐ進むと税関があります。X線による荷物チェックがありますが、申告物がなければ何事もなく終えることができます。ベトナムではアダルトな雑誌は禁止されており、水着程度の雑誌であっても没収されることがありますので、ご注意下さい。

税関を超えたら到着ロビーとなります。また、「ターンテーブルに自分の預け荷物がなかった」という紛失物がある場合は、到着ロビー付近にある「Lost & Found Baggage」の看板がある窓口に行きましょう。便名やパスポート番号、自分が紛失した荷物の種類、色、中身、おおよその金額などを記載し、滞在ホテルを伝えます。すぐに調べてくれますので、夜に到着したとしても、翌日の午前中にはホテルに連絡をくれるはずです。紛失のトラブルは、乗り継ぎ便を利用して、預け荷物が経由国に置き去りになってしまうことによって、稀に発生します。

両替所を経て到着ロビーへ

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両替所はたくさんあるが、レートはそれほどよくない

ベトナムの通貨単位は「VND(ベトナム・ドン)。日本では成田空港を含めて両替できないので、到着ロビーに出る前にいくつか並ぶ両替所で、初めて現地通貨を手に入れることができます。ただし、レートはあまりよくないので、ここでは滞在ホテルまで向かうタクシー代と、コンビニでお菓子や飲料水を買うために必要なお金(2,000~3,000円程度)を両替するようにしましょう。

空港の両替所は到着便があるうちは開いています。具体的には不明ですが23時頃までは確実にオープンしています。

参考:ベトナムの通過・ホーチミンでの両替

到着ロビーは大勢のベトナム人でごった返しています。現地係員が待ってくれている場合は、ここで彼らを探しましょう。「俺が市内観光してやる」と言ってくる怪しげなベトナム人も多くいるので、彼らは無視してください。

ご自身で移動する場合は、タクシーかバスとなります。バスであれば152番に乗りましょう。ベンタン市場前のバスターミナルまで運んでくれます(5,000ドン)。タクシーであればどれに乗ってもかまいませんが、ぼったくり防止のため、できれば日本人観光客に認知度の高い会社を利用してください。

参考:ホーチミンのタクシー
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