美容医療/美容医療関連情報

もっと口元美人! 最新デンタルケアレポート

肌は美容クリニックですべすべ・ピカピカなのに、歯のケアは全くおざなりなんて、美を愛する女性としては完全NG! 今すぐデンタルケアにいそしみましょう。デンタルケアもホワイトニングや矯正だけでなく日々進化中! 今回は歯の徹底治療を通して、女性の美と健康を追求する都内カリスマドクターにお話を伺いました。目からウロコポロポロの真実です!

惣流 マリコ

執筆者:惣流 マリコ

エステ・美容医療ガイド

口元美人への強い味方「東京マキシロフェイシャルクリニック」

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美しい口元になる方法をとっても分かりやすく教えていただきました!

今回お話を伺ったのは「東京マキシロフェイシャルクリニック」の清水 智幸院長。清水先生は予防歯科のエキスパートであり、ヨーロッパで確立された世界基準の歯周病治療の実践と予防歯科の普及に努められています。

またクリニック名の「マキシロフェイシャル」とは首から顔、頭にかけての領域を指すそう。その部分の美しさをより追及するべく、医科とタッグを組んで美容外科や美容皮膚科、以前こちらの記事でも取材した毛髪治療の分野にも積極的に取り組まれています。

それでは美しい口元を手に入れるべく、いろいろ質問しちゃいますよ!


美しく健康な歯を手に入れるために、今何をすべき?

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こちらクリニックのエントランス。広くキレイでまるでホテルのよう!

ガイド:「ホワイトニング」や「矯正」など、口元を美しくしようという意識の高い女性 が増えてきたように思うのですが、清水先生が考える「健康で美しい口元(歯&歯茎)」の条件を教えていただけますでしょうか?

清水院長:そうですね、端的に言うなら
「白い歯」
「歯並びの良さ」
「コーラルピンクの歯茎」

を備えていることでしょうか。 

ガイド:なるほどー。それぞれの「ベストな状態」というのは、やはりクリニックにいかないとわからないものでしょうか?

清水院長:それは自分でもある程度確認できます。歯並びに関しては客観性の高い場所ですから、鏡を見ればある程度わかると思います。ただ見た目上はきれいに並んでいても「バイマックス(=上下顎前突)」という状態になっていることがある。

ガイド:歯が突き出て口元が前に出ているように見える状態でしたっけ?

清水院長:そうですね。こういう場合は自分では認識しづらい。それについてはレントゲンを撮って判断します。歯の色に関しては好みがあるので一概には言えないんですが、一般的に理想的なのは白目と同じような白が良いといわれています。

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一見健康そうに見える歯茎。しかし歯茎の中では炎症が進行しているそう。

歯茎に関しては、例えば歯周病などで歯茎の血流が悪くなると鬱血して黒ずんできます。これが解消されると本当に綺麗なコーラルピンクになってくるんです。

ただ歯茎や骨の厚みによって表面がコーラルピンクでもその下に炎症が隠されていることがある。そういう場合は炎症があるのに見た目上はピンクに見えていることもあります。

ガイド:それを自己診断するのはなかなか難しいですね!

清水院長:他の判断基準としては、なにげない日常生活、普通に食事をするとか歯磨きをするといったことで出血する場合は何らかの問題を抱えていると思っていいでしょう。

ガイド:
分かりました。では次に上で挙げられた「健康で美しい口元(歯&歯茎)」を実現するための方法を教えてください。

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こちらが治療後の正常な状態に戻った歯茎。上の写真と見比べてみてください

清水院長:まずは歯周病を解決することが先決で、これは日々の正しいブラッシングが重要です。

歯周病には2つの段階があって、歯肉に炎症がある「歯肉炎」と、それに加えて炎症を骨が吸収してきている「歯周炎」という状態があるんです。こういった症状があるのに歯のホワイトニングをしようとしても、炎症が強い歯茎だとそこから色々な生体由来の科学物質が出てきて、ホワイトニングに使用する薬液が流されてしまって歯の根元だけ色が落ちにくくなることもあります。

ガイド:
そ、そんなホワイトニングの邪魔になるくらいダラダラ出てくるんですか!?

清水院長:実はそうなんです。矯正においても歯の根元のコラーゲンの生成が阻害されて、上手く骨が形成されにくくなったりする。ですから、まずはきっちり炎症がなくなった状態にしてから本来の治療を進めていくというのが重要です。この部分はあらゆる治療の土台作りといってもいいでしょう。


妊婦さんの歯周病は危ないって本当?

ガイド:テレビで歯周病が早産の危険性につながると聞いたのですが。

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お口の健康は妊娠出産にも大きく影響するようです

清水院長:あまりにも先走ったことを言うのは控えるべきだとは思うんですが、歯周病菌のなかには女性ホルモンを好む菌がいるんです。妊娠中は当然女性ホルモンが多くなりますから、妊娠性歯肉炎という症状を起こしやすくなります。

ガイド:妊娠中ってそんな苦労もあるんですねえ。

清水院長:はい、炎症を起こした歯茎は出血しやすくなりますから、今度は血液を好む悪い細菌が集まってきます。
そうした細菌が作り出す化学物質の中のひとつに「筋肉を収縮させる」という働きを持つものがあります。子宮も平滑筋という筋肉でできていますから、それが収縮すると押し出す働きが強くなってします。それが早産に繋がるということがある、ということなんです。

ガイド:「歯周病→早産」がそんなメカニズムでおきていたとは! やはり元気な子供を産んで産後も健康な口元を維持したいなら歯周病は治しておいたほうがいいですよね。

清水院長:
そのとおりです。



肌同様、歯の美しさもやはり健康がベースでした! 特にこれから赤ちゃんが欲しいと思っている女性はいますぐ自分の歯が健康かどうかチェックすべきではないでしょうか。

次のページでは清水院長おススメの最新の歯周病ケアをご紹介します!
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