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SEO内部対策9:ロングテールSEOについて

ロングテールSEOについて解説していきます。SEM分野に限らず、これからのSEO対策には重要な施策となります。

瀧内 賢

執筆者:瀧内 賢

SEO・SEMを学ぶガイド

ロングテールとは

例えば、ネット販売店のAmazonでは、殆ど売れていない商品の売上合計額が、ベストセラー商品の売上合計額よりも上回るというような現象のことです。

あまり売れていない商品一つ一つの販売部数は劣るのですが、その種類が多い為に、全体の中では大きな割合を占めているということです。

ちなみに実店舗の場合、棚数に制限があることから、殆どの店舗で、売れ筋を中心に販売することになると思いますが、オンライン店舗の場合、その制限に縛られることも非常に少なくなります。

ここで、ロングテールという名前の由来についてご説明します。販売数量と売れ筋か否かという分布で表すと、ちょうど売れ筋商品が恐竜の首から上の部分(黄色)で、ランキングが下がれば下がる程、細くなるしっぽ=テール(黄緑)に見えることから、このような名前が付いたということです。
このようにロングテール部分は、全体の売上数の中で、非常に大きな割合を占めています。
ロングテール

           ■ロングテールの位置関係を表した図


ロングテールSEOについて

ロングテールSEOとは、このロングテール理論を、SEOやSEMの分野にも当てはめて考えたマーケティング手法で、ある特定の比較的ニッチなキーワード(複合キーワード)で上位表示させることで、アクセス数の増加に繋げることを目的としています。

ここで、その例えを出して……、
複合キーワードは、色々なパターンで組み合わせることができますが、分かりやすい「キーワード+地名」について考えていきます。

例えば、“カプセルホテル”を渋谷で探している方がネットで検索する場合、どのようなキーワードを入力するでしょうか。カプセルホテルのような単一キーワードで検索するでしょうか。おそらく殆どの方が、「カプセルホテル 渋谷」、または左記に近い検索手法で探すのではないでしょうか……。

このように、単一キーワードの場合、“言葉の意味そのもの”を知りたい・調べたいという方が検索するのに対し、2~3語の複合で検索する方は、明確な目的を持っているユーザーということが考えられると思います。


ロングテールSEO活用のメリット

  1. 流入口が増え、より多くのユーザーへPRができる
  2. コンバージョン率を維持しやすい
  3. 複数キーワードでリスク分散から、順位変動に伴うアクセス数への影響が少ない

尚、ここからは視点を変えて話をしていきます。実は、このロングテールSEOを組み込んだサイト構造が、アップデートの改変も背景にあり、結果的に、上位表示の下支えにもなっています。




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