インテリアコーディネート/カフェ・レストラン・ホテルに学ぶコーデ術

パリ郊外の隠れ家ホテルのインテリアコーディネート

パ リからヴェルサイユに向かう途中にある小さな村Ville-d’Avray(ヴィルダヴレ)にある4つ星リゾートホテル「LES ETANGS DE COROT(レ・ゼタン・ドゥ・コロー)」のインテリアを紹介します。

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド

パリからわずか20分にあるリゾートホテル

ホテルとヴィルダヴレ湖

ホテルとヴィルダヴレ湖

ホテルLES ETANGS DE COROT(レ・ゼタン・ドゥ・コロー)は、パリの喧騒を逃れて車で20分、ヴェルサイユ宮殿までは15分という小さな村Ville-dAvray(ヴィルダヴレ)にあります。ホテルの前には、緑豊かな森に囲まれた小さな湖畔が広がっています。この森はその昔、過去二世紀にわたりリゾート地として、数多くの文化人の心を惹きつけたリゾート地です。19世紀のフランス美術界の中で最も優れた風景画家のひとりバルビゾン派のコロー(1796~1875)もこの池を題材にいくつもの絵を描いています。2001年にパリの市街地の郊外の自然環境を最大に利用するためにホテルとして建設されました。

ヴェルサイユ街道に沿って-ホテルの外観

ヴェルサイユ街道に沿って-ホテルの外観

パリからヴェルサイユに続くあまり広くない道路に沿うように、古びた木造の建物が建てられています。パリの中心地からたった20分あまりで、このような建物があることが不思議です。質素な外観は、宿泊施設とレストランをつなぐ廊下から漏れてくる不思議な光です。

レストランに通じるコリドー(廊下)に並ぶワインボトル

レストランに通じるコリドー(廊下)に並ぶワインボトル

建物の内部、廊下の内壁に何千本ものワインボトルが飾られた長い廊下です。そこから洩れるワインボトルの琥珀色の明かりがワンダーランドへの入り口です。天井のインテリアは構造材である小屋組がそのまま露出されリゾート感がいっぱいです。床は暖色系のカーペット、そこに置かれたローズ色のクラシックなアームチェアが並ぶ光景は、圧巻です。このワインボトルのインテリアは訳ありで、ホテルの経営者は、ボルドーにあるシャトー・スミス・オー・ラフィットのオーナーが経営しています。捨ててしまうような空瓶でも、たくさん集まると素敵なインテリア空間をつくることができるのは参考になりますね。


隠れ家的リゾートホテル
LES ETANGS DE COROT(レ・ゼタン・ドゥ・コロー)

LES ETANGS DE COROT(レ・ゼタン・ドゥ・コロー)のフロント

LES ETANGS DE COROT(レ・ゼタン・ドゥ・コロー)のフロント

“LES ETANGS DE COROT(レ・ゼタン・ドゥ・コロー)”のフロントには、英国伝統のスタイルを忠実に再現した総革張りのボタン留めのレザーソファーが置かれ、広くない隠れ家的なスペースになっています。クラシックスタイルの定番、左右対称のコーディネートになっています。3個ずつ作用に置かれたサイドテーブルと2灯のペンダント照明、そのの間に6枚の絵画が飾られています。シンメトリーに飾ると、落ち着きと威厳が感じられるインテリアテクニックの基本です。

このフロントを訪れるのは宿泊客だけでなく、施設内にある葡萄を原料とした高級コスメ「コーダリー」の直営スパ「Le spa CAUDALIE(レ・スパ・コーダリー)」のヴィノ・テラピーを楽しむ男性客も多くみられます。そしてホテル自慢のワインそして、本格的フレンチが味わえる「レストラン・コロー」と他に3つのレストランがあります。今回は、スパと客室のインテリアを紹介します。


次のページは「大人気の自然派“コスメ・スパ・コーダリー”のインテリア」に続きます!


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