鎌倉・江ノ島の観光・旅行/鎌倉・江ノ島 季節(春夏秋冬)の観光

鶴岡八幡宮周辺のお花見おすすめ観光コース

花々が一斉に咲き出す春。うららかなお散歩日和、鎌倉へお花見に行きませんか? サクラが咲き誇る段葛の道を抜け、鶴岡八幡宮にお参りしましょう。神苑ぼたん庭園であでやかなぼたんも鑑賞できます。ひっそりとした路地を歩いて、歴史ある茅葺屋根のカフェで一休み。本覚寺でしだれ桜を眺め、妙本寺では、静かな境内でサクラやカイドウの花々と出会います。新鮮な鎌倉野菜が販売されている「レンバイ」にも立ち寄りましょう。

村田 江里子

執筆者:村田 江里子

鎌倉・江ノ島ガイド

サクラ咲く段葛から鶴岡八幡宮・ぼたん園へ

段葛のサクラ並木

段葛のサクラ並木

まずはJR鎌倉駅東口から横断歩道を渡って左折し、若宮大路を進みましょう。源頼朝が、妻・政子のためにつくった道です。二の鳥居が現れたら、道の中央の段葛(だんかずら)へ。4月上旬なら、サクラの花々が道を彩ります。段葛の道幅は5mほどから3mほどへと次第に狭くなり、遠近法で、参道を長く荘厳に見せる工夫がされています。

※2014年11月~2016年3月の予定で、段葛では改修工事が行われています。石積みの補強や老化した桜の植え替えなどが行われる予定です。

鶴岡八幡宮の大石段を登り、お参りしましょう。源氏の氏神として、武士たちの信仰を集めた神社。本宮の額の「八」の字は、神様のお使いであるハトの形をかたどっているんですよ。

和傘の下に咲く春ボタン

和傘の下に咲く春ボタン

春なら、ぜひぼたん園を訪れて。サクラ咲く池のほとりで、和傘の下に咲き誇るぼたん……うららかな春の風情を満喫できます。

<DATA>
■鶴岡八幡宮 神苑ぼたん庭園
開 園: 1月上旬~2月下旬、
3月下旬~5月中旬
拝観料: 大人500円 こども200円
アクセス: JR・江ノ電鎌倉駅東口から徒歩約15分
鶴岡八幡宮境内
ホームページ:http://www.hachimangu.or.jp/index.html


趣ある隠れ道を散策

旧大佛次郎茶亭付近の路地

旧大佛次郎茶亭付近の路地

鎌倉駅へ戻る際、小町通りをそぞろ歩くのも楽しいですが、ここでは趣ある小道をご紹介しましょう。ぼたん園と鎌倉国宝館の間を抜け、鶴岡八幡宮の東口から出ます。すぐに右折し、八幡宮の東の縁を、南へ歩きましょう。秋にはヒガンバナの花の帯が見られるところです。

横断歩道を渡り、そのまま進んでいきます。
ゆるやかに曲がる、昔懐かしい路地。ゆったり、時が流れています。

 

旧大佛次郎茶亭~鎌倉文士の歴史あるカフェも

旧大佛次郎茶亭

旧大佛次郎茶亭

路地を進むと、鎌倉幕府跡碑の先の、茅葺き屋根の旧大佛(おさらぎ)次郎茶亭前に着きます。大佛次郎は、鞍馬天狗シリーズの執筆や、鎌倉の緑を守る運動に尽力した歴史小説家です。

現在、ここでは土・日曜、祝日の午後、「大佛茶廊」というカフェが営業されています。建物に入ると、大佛次郎ゆかりの品も飾られています。「美鈴」という和菓子店の、丁寧に作られた上生菓子をいただくこともできます。この「美鈴」は、鎌倉のお寺のお茶会などにもよく用いられているんですよ。

<DATA>
■大佛茶廊 (おさらぎさろう)
住所: 鎌倉市雪ノ下1-11-22
アクセス: JR・江ノ電鎌倉駅東口から徒歩約10分
ホームページ: http://www.1938.jp/osaragi/

大佛次郎茶亭前の路地に出てさらに進み、突き当たりの産院前を右折すれば、鎌倉駅そばの若宮大路に出ます。
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