叱らない子育てにもパターンがある
叱るようなことが発生しないのは、ドラマの世界だけ。現実はもっと複雑です…
- いつもニコニコしている
- 何が起こっても動じない
- いつ見ても、疲れた様子を見せない
実は、叱らない子育てといっても、1つではありません。いくつかのパターンが考えられます。その中には、いいパターンもあれば、悪いパターンもあります。いくつか例をあげてみましょう。
パターン1: 叱るのがストレスなので叱らない
子供の行動がよくないことと知りつつも、目をつぶってしまうケース。この場合、自分の気持ちをごまかし、フタをしてしまっているので、心の中にマイナスの感情がたまっていきます。そしてそれがいつか大爆発へとつながることも。
パターン2: 叱ると悪影響を与えるのではと不安になって叱れない
ママのひと言が子供の心を傷つけるのではと心配になり、叱ることを躊躇してしまうケース。ママの頭には、叱ること=ネガティブというイメージがあり、そのマイナスのイメージが、面と向かって叱ることを踏みとどまらせてしまいます。
パターン3: 叱るようなことが起こらない
「願わくばこうであって欲しい」と思うかもしれませんが、実際に2~3歳の急成長中の子供達が、ママの言うことを「はい、はい」と素直に何でも聞いている姿はちょっと想像しがたいですよね。なので、これはあくまでドラマの世界であり、現実的にないと思った方が正解です。
パターン1とパターン2は、表向きには叱っていないので、確かに「叱らない子育て」ですが、その子にとって良いかといえば、そうではありません。また、パターン3は、現実的ではありませんね。
私が推奨する「叱らない子育て」は、視点を変えることで叱りを減らす、というパターン。次ページで詳しくお伝えしていきます。