住宅設計・間取り/リビング・ダイニングの間取り

間取りで迷う、吹き抜けと階段のメリットデメリット

注文住宅では、あれこれと自分の気に入った設備機器や仕上げ材を選べる楽しさがあります。その反面迷うことが多いのも注文住宅です。特に間取りにおいては、リビングと階段について迷いが生じると、全体の間取り構成に大きく影響を及ぼします。そこで、リビングと階段の迷うポイントを整理してみます。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


選べる楽しさと迷う苦しさ

間取りを決める際、何となくこんな感じかなとイメージが湧きます。しかし実際は、具体的になるにつれ敷地条件や周辺環境、さらには予算などで制限されてくるものです。分譲住宅と違って注文住宅は、あれこれと自分の気に入った設備機器や仕上げ材を選べる楽しさがあります。その反面迷うことが多いのも注文住宅です。

特に間取りにおいては、リビングと階段について迷いが生じると、全体の間取り構成に大きく影響を及ぼします。そこで、リビングと階段の迷うポイントを整理してみます。


リビングはどう考える

いうまでもなく間取りの核となるのはリビングです。リビングは家族が集まるので少しでも広くしたいという希望があります。広くする考え方は平面(M2)と立体(M3)にわけられます。平面は吹抜けのないリビングで、立体は吹抜けのあるリビングです。それぞれに考慮すべきところがあります。

〇吹き抜けのないリビング
吹抜けのないリビングは、温度や音・臭いが上の階に伝わらず、落ちついた雰囲気をつくることができます。多少の変化をつけたい時はリビングとダイニングを雁行型にしたり、リビングの天井だけを他の部屋より高くすることも可能です。

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〇吹抜けのあるリビング
吹抜けのあるリビングは「思ったより寒くなかった」や、逆に「思ったより寒かった」など個人差があります。どうしても吹抜けがほしくて寒さを気にするのであれば、天井ファンや床暖房など、温熱環境に留意した計画を立てておくことです。

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