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鎌倉の洋館、古民家を蘇らせた、こだわりのレストラン(3ページ目)

鎌倉の洋館、古民家を見事に蘇らせた、こだわりのレストランを紹介します。浄妙寺境内にある大正時代に建てられた洋館を改装した『石窯ガーデンテラス』と、古い民家を鎌倉の現代(イマ)にあわせて再生した『0467 Hase kamicho』。いずれも、味はもちろん、素晴らしい雰囲気を持つ、ガイドおすすめのレストランです。今回は、ランチメニューを中心にご紹介します。

森川 天喜

執筆者:森川 天喜

国内旅行ガイド

古民家レストラン 0467 Hase kamichoへ

0467 Hase kamicho カウンター席

0467 Hase kamicho カウンター席

鎌倉駅から江ノ電(江ノ島電鉄)で3駅の『長谷』は、大仏や長谷観音など、鎌倉の人気観光スポットが集まる、にぎやかな場所。そのメイン通りから1歩路地に入った住宅地の一角にあるのが、古民家レストラン『0467 Hase kamicho』。

0467 Hase kamichoundefined外観

0467 Hase kamicho 外観

お店の外観は、白い壁や植栽が周囲をかこみ、「お洒落なお店」というのが第一印象。パッと見、築80年以上の古民家だとは気づかないかもしれません。

お店の中に入ると、天井や柱などは元の民家のものをそのまま利用していますが、壁や床などは白と黒を基調にリノベーションされ、木のぬくもりと都会的な洗練が調和した、見事な空間が広がっています。

鎌倉には、古民家を改装したお店がいくつかありますが、そのほとんどは、古き良き「古民家らしさ」をウリにしたもの。その意味で、『0467 Hase kamicho』の空間デザインは、他とは一線を画す、特別なアプローチということができます。


「古民家」に込められた思い

オーナーの加藤さんは、もともと鎌倉のご出身ですが、お店をはじめるまでは、東京でレストランなどの店舗プロデュースをされていたそうです。なるほど、このお店のこだわりの空間デザインには、そのようなバックグラウンドがあったのですね。

店内の様子undefined半個室

店内の様子 半個室

『0467 Hase kamicho』の前身となる古民家レストランを鎌倉市内の西御門(にしみかど)にオープンしたのは2003年。

今でこそ、古民家を利用したお店がちょっとしたブームのようになっていますが、当時はまだめずらしく、いわば鎌倉の「古民家レストランの先駆け」ともいえる存在でした。

なぜ、レストランをはじめるにあたって「古民家」という素材を選んだのか、ということをお伺いすると、

店内の様子undefinedテーブル席

店内の様子 テーブル席

「鎌倉は、東京からの距離が近く、普段からクオリティーの高いお店に慣れ親しんでいる都会的な人も多く訪れる土地柄。鎌倉が本来持つ、歴史や伝統を活かしながら、そうした人々にも十分に満足していただける洗練された街という『これからの鎌倉らしさ』、『こうあって欲しい鎌倉のイメージ』を表現する場として、古民家を現代的にリノベーションすることが最適でした。

また、他の歴史的な街と同様、鎌倉でも景観破壊が問題になっていますが、もとからその場所にある古民家を再生することは、その場所の『記憶をとどめる』という意味でも意義のあることではないか、という思いもあります。」

とのこと。『0467 Hase kamicho』には、加藤さんの鎌倉を愛する気持ちが込められているのだな、ということが伝わってきました。
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