家庭菜園/場所別の育て方

畑で野菜を育てるコツ

畑で菜園をつくることは、広い地面でたっぷりと土を使うことができるので、ベランダや屋上のような制約を受けないものの、いくつか注意点があるので説明します。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

畑で野菜を育てることは、最もオーソドックスな方法です。広い地面でたっぷりと土を使うことができるので、ベランダ屋上のような制約を受けることはないものの、いくつか注意点があるので以下にまとめます。

雑草との戦い

ワラのマルチは、スイカやカボチャなどの実ものを育てるときにおすすめ。実が直接地面にふれるのを防ぎ、きれいに収穫することができます

ワラのマルチは、スイカやカボチャなどの実ものを育てるときにおすすめ。実が直接地面にふれるのを防ぎ、きれいに収穫することができます

畑で一番大変になるのは、雑草との戦いです。地面が広い分、雑草が生える面積もたくさんあるからです。雑草は生い茂ってしまう前に手で抜くことが基本ですが、マルチを使うことで、その作業を少し楽にすることができます。

マルチとは、土の表面をビニールやワラなどで覆うことです。マルチには様々な効果があって、たとえば、透明なビニールを使うと、土壌の温度を上げ、春先の発芽の促進などに役立ちます。雑草除けには、黒や銀色のビニールがおすすめ。銀色のビニールは、害虫除けにも効果があります。

水はけのよい土壌に

たいていの野菜は、水はけの悪い土を嫌います。水はけの悪い土は、植物の根が健全に育たず、さまざまな病気の原因にもなってしまいます。

理想的な土は、水はけが良く、適度に水保ちの良い「団粒構造」の土。団粒構造の土は、水分と空気を適度に含み、微生物が生活しやすく、肥料を蓄えておく力もあるといわれています。野菜を植え付ける前には、しっかりと土壌改良を行い、団粒構造の土にすることで、野菜をより健康に、おいしく育てることができます。土壌改良の仕方については「家庭菜園の肥料・土づくり」を参照してください。

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