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NISAでおススメ「恋チュン銘柄」を買おう!

来年2014年から少額投資非課税制度(NISA)が始まります。いままで、まったく投資をしてこなかった方が投資を始める大きなチャンスです。NISAでおススメのAKB48の「恋チュン」銘柄とは?

藤本 誠之

執筆者:藤本 誠之

株式ガイド

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 少額投資非課税制度(NISA)

来年2014年から少額投資非課税制度(NISA)が始まります。いままで、まったく投資をしてこなかった方が投資を始める大きなチャンスです。NISAは年間、100万円までの投資については非課税になる制度で、対象商品としては、株式、上場投信(ETF)、不動産投信(REIT)、株式型投資信託です。

今回から、数回に分けて、NISA投資でおススメの銘柄をご紹介いたします。

まず、第1回は、社会現象である「恋チュン現象」を引き起こしたAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」の関連銘柄です。

「恋チュン」現象って?

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AOI Pro. HP 作品紹介より

今年のレコード大賞の候補にもなっているAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」は曲も大ヒットしているのですが、AKB48以外に様々な方が、この「恋するフォーチュンクッキー」を振付で踊る動画が話題となっています。

例えばタクシー会社「日本交通」や、テレビ通販の「ジャパネットたかた」の高田社長や、神奈川県民の動画では、黒岩知事や、職員、観光客に混じって、体操の白井健三選手や横浜Fマリノスの中澤佑二選手などの有名人も参加しています。このほかにも、非常に数多くの動画がネット上にアップされており、「恋チュン現象」とも呼ばれているようです。

今回ご紹介する銘柄は、この「恋するフォーチュンクッキー」のMV(ミュージック・ビデオ)を制作した会社です。

この様に社会現象ともなってしまったMVを制作した会社とは、AOI Pro.(<9607> 東証1部)です。

【9607】 AOI Pro.(東証1部)

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AOI Pro. HP 

東京都品川区大崎に本社があるCM制作会社大手のAOI Pro.。子会社で写真スタジオと週刊パーゴルフを核とするメディア関連事業を展開しています。また、大きなスタジオを所有していることでも有名です。

■株式データ 11月22日終値基準
株価648円
単元株数 100株
予想PER(連)11.5倍
PBR(連) 0.85倍
予想配当利回り 3.54%
時価総額 約86億円

■株価の推移
AOIundefinedPro.undefined日足株価チャート

AOI Pro. 日足株価チャート

昨年2012年12月12日の安値547円から、今年5月7日高値740円まで大きく上げたが、その後急落しており、6月7日安値542円と元の水準以下まで下がった。その後は、反発して600円台でのもみ合い相場となっています。

■注目ポイント
・ほとんどの仕事を大手広告代理店から受注しており、広告費全体の動向に大きく売り上げが左右される。○○ショックなどで不景気になると企業が真っ先に削るのが広告費であり、逆に景気回復局面では営業強化のために広告費が増額される傾向にあるからです。今年に入って、アベノミクス景気によって、景気は回復しており、同社にとっては大きなフォローの風となっています。

・TV-CMを制作する企業は100社余りあるが、そのうち上場しているのは、AOI Pro.、 ティー・ワイ・オー(<4358> 東証2部)、東北新社(<2329> ジャスダック)の3社です。大手企業の寡占化が進んでおり、この3社で大きなシェアを占めています。

・TV-CM自体は、消費者のTV離れもありますが、動画広告の視点で考えれば、今までのPCに加えて、スマートフォン(スマホ)やタブレットなどでも数多く動画広告を見るケースがあり、この新しい媒体での動画広告として考えれば、大きな成長市場となっています。

・同社の社名は2012年7月に「株式会社 葵プロモーション」から「株式会社 AOI Pro.」に生まれかわっています。今の時代のプロとは何かを考え、常識や領域が目まぐるしく変化する中で、常にその最前線にあること。最新型のプロフェッショナルであること。 この「AOI Pro.」という名前には、そういう意味があるそうです。

・数年前に元CM制作プロデューサーであった藤原次彦社長に代わってから、藤原社長のトップセールスもあり、また現場出身の方が社長になったことから現場の士気が上がったことなどから、CM制作のシェアが大きく伸びています。アベノミクス景気の後押しもあり、業績は好調を維持しています。

・株価的には、広告の裏方的な仕事で地味なためか、余り評価されておらず、割安な水準にあります。最も注目する点は、配当利回りが約3.54%と非常に高い点です。株価600円台で100株単位で買えることから最低投資金額が小さいことも魅力の一つでしょう。来年から始まるNISAでじっくり5年間保有できる銘柄としては、注目が集まりそうです。

*本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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