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VWパサートヴァリアントR36が新車時の半額以下に!

歴代、実用性の高さに定評のあるVWパサートワゴンに、同社の認めたスポーツモデルであることを示す「R」を冠するモデル、R36。優等生顔をしている割に、めちゃ速いという二重人格的なこの車も、いよいよ新車時の半額以下から見つかるようになってきました。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

ワゴンでは唯一となる「R」の称号を受けたモデル

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はVWパサートヴァリアント(旧型)のR36をご紹介したいと思います。
VWパサートヴァリアントR36undefinedフロント

ちらりと「R36」と入った専用シルバーフロントグリルに、専用バンパーや控えめなリアスポイラーを備えただけの、見た目はいかにもVWの優等生的な面構え。ただし専用スポーツサスや18インチアルミによって、引き締まったアスリートに見えます

ニュービートルRSiで初めて冠された、Racingの「R」。同社の中でも「ハイパフォーマンスかつ高品質なプレミアムスポーツにのみ与えられる」(プレスリリースより)称号です。ゴルフにも4と5にR32なるモデルが設定されました。

その次に登場した「R」が、このパサートヴァリアントなのです。それにしてもなぜセダンではなく、ワゴンであるヴァリアントにだけ設定されたのでしょうか。

そこには、同社初となる4ドア4シータークーペ、パサートCCの登場時期が影響していたと思われます。

ヴァリアントR36が登場したのが2008年8月。その3ヵ月後の11月にパサートCCがデビューします。このCCのV6 4モーションとR36、どちらもV6の3.6Lエンジンで4WD、6速DSGが組み合わされ、アダプティブシャシーコントロール「DCC」を装備し……と、結構中身がカブってるのです。
VWパサートヴァリアントR36undefinedリア

左右にあるエギゾーストパイプが、ただ者ではないことを物語ります。一方で、12V電源を備えるなど使いやすさに定評のあるラゲージは他のヴァリアント同様ですから、実用性が高いのも魅力です

これでR36のボディがセダンだと、いくら「クーペ」とはいえCCも4ドアですし、一体何が違うのかという話になってややこしい。で、ワゴンであるヴァリアントにR36に設定したのではないでしょうか。

もちろんCCとR36、同じV6の3.6Lエンジンですが、Rを冠する以上、専用のチューニングが与えられています。また足回りに関しても、CCがコンフォート志向なのに対し、R36はRらしくスポーティ。

だいたい、ただでさえ日本市場では選択肢の少ないワゴンです(国産車で何台思いつきます?)。こういうトンがったものが一台くらいあったほうが我々からしたら楽しいじゃないですか。

さて、原稿執筆時点での最安値を見ると、237万円。2008年式/6.7万km/修復歴なしです。新車時価格が590万円ですから、ラクラク半額以下になっています。

いくらトンがったワゴンとはいえ、約600万円というプライスタグに思わず尻込みをしてもおかしくありませんが、半額以下ともなれば「お!これならば……」となるのではないでしょうか。

パサートヴァリアントR36の魅力を、次ページでもう少し詳しく見ていきましょう。

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