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クリスマスカードは時代遅れ?

クリスマスカードは、言わずと知れたキリストのお祭りの時に送り合うカードです。しかし近年は、キリスト教徒以外の方への考慮から、クリスマスカードではなく年末年始のカードを選ぶ人が増えています。

水野 稚

執筆者:水野 稚

英語学習ガイド

クリスマスカードは非グローバル?

そろそろ街がクリスマスの飾りで彩られ始める季節になりました。色とりどりのクリスマスカードが並び始めますね。でも、クリスマスはChristmasの綴りからもわかるように、Christ(キリスト)教のお祭りです。

たくさんの神様が集う土壌で、宗教的戒律とは縁の薄い日本では、受け取り主が誰かをあまり考えずに気軽にクリスマスカードを送ってしまいがちです。でも近年は、クリスマスカードの送付がキリスト教的価値観の押しつけになる可能性があるため、別の種類のカードを送ることが増えています。

つまり、自分の信じる宗教のお祭りを無邪気に世界中にばらまくのではなく、世界に存在する多種多様な宗教や文化を考慮した挨拶状を交換する時代になっているのです。いわゆる「クリスマスカード」は、時代遅れになりつつあるのです。

xmas

Christはキリストのことです

新しい挨拶状

それでは、クリスマスカードの代わりに何が送られているのでしょうか。近年よく見かけるのは、季節のご挨拶状です。以下のような英文が書かれることが多いです。

1. Season's Greetings
読んで字の如し、季節の挨拶です。Merry Christmasの代わりにカードの主役となる文句として使われます。年末年始両方の挨拶を兼ねていますので、年内に送ると良いですね。

2. New Year Greetings

新年のご挨拶状です。こちらは日本のお年賀状と同じ感覚ですね。でも、お年賀状のように元旦以降に必ずしも送る必要はありません。年内に送っても構いません。

3. Wishing you a happy new year!
2と同じく新年のご挨拶状です。しあわせな新年をお過ごし下さい!という意味です。

4. Have a wonderful holiday and a very happy new year!
こちらは、年末年始のお休みを楽しく過ごし、素敵な新年を迎えて下さいという主旨の挨拶状です。

この他にもいろいろな文の組み合わせが考えられます。いずれにしても、Christmasと書いていないところがポイントです。

次ページで、海外のオンラインクリスマスカードご紹介します。役立つ表現がたくさんありますし、世界中に音声や動く絵のあるご挨拶状がemailで送れます!

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