大学生の奨学金/奨学金の基礎知識・トレンド

奨学金の申請方法と家庭の収入基準(3ページ目)

日本学生支援機構の奨学金には大きく2種類の申し込み方法があります。ひとつは高校在学中、または大学に進学後に申し込む時期の定められた定期的な申し込み方法です。そして、もう一つが大規模災害や家計が急変した時などのための緊急時の申し込み方法です。今回は定期的な申し込み方法、収入基準などについて解説しています。

久米 忠史

執筆者:久米 忠史

大学生の奨学金ガイド


「予約採用」と「在学採用」を申し込む際の条件

以前の記事では、日本学生支援機の第一種、第二種奨学金の成績条件について詳しく説明しました。

日本学生支援機構の奨学金は、成績のほか家庭の収入基準も定められています。

基本的には第一種奨学金は成績と家庭の経済事情を合わせて考慮する選抜型であり、第二種奨学金は成績よりも家庭の経済状況を重視して選考されるものだとお考えください。

家庭の収入基準は奨学金の種類や申し込み方法により異なるので順番に表で見ていきましょう。

<表を見る際の注意点>
・4人世帯の収入の上限目安です。表示金額以下の場合が奨学金の対象になるとお考えください。

・表示金額は世帯の年間収入です。例えばご夫婦共に働いている場合は両方を合算したものとなります。

・給与所得者とは公務員や会社員のように毎年源泉徴収票を受け取る方です。

・給与所得以外とは自営業など毎年確定申告が必要な方だとお考えください。

まずは「予約採用」で申し込む際の家庭の収入条件から。
解説画像

予約採用の収入上限目安


この後、解説する「在学採用」とは異なり、予約採用では、学校の種別や通学環境に関係なく収入の上限基準が設けられています。

※3人世帯、5人世帯の場合の目安はコチラをご覧ください。

続いて「在学採用」で申し込む際の家庭の収入条件を見ていきましょう。

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