運動と健康/メタボ予防・ダイエット目的のトレーニング

くびれを作る! 腰ひねり運動のメリット・注意点

いつの時代もお腹周りのたるんだ脂肪は気になるところ。最近ではメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準に腹囲が採用されており、男性で85cm以上、女性で90cm以上だと「メタボ」認定されてしまいます。メタボにはなりたくない! ウエストにはくびれがほしい!という皆さんに、ひねり運動のメリットと簡単なエクササイズ法をご紹介します。

西村 典子

執筆者:西村 典子

アスレティックトレーナー / 運動と健康ガイド

くびれを作る方法は? ウエストができる腰ひねり運動

メジャー

ウエスト周りをあらかじめ測っておこう

お腹周りがたるんでくると、ウエストラインそのものの存在すらわからなくなってしまうことも……。ウエストをひねりながら運動を行うと、最初のうちは腹部に窮屈感を感じるかもしれませんが、次第に身体がスムーズに動くようになります。ひねり運動は一日二日といった短期間ではその効果が目に見えては現われませんが、一ヶ月二ヶ月とコツコツ続けて行っていくうちに、ウエストが引き締まり見た目にもくびれが現われます。

ひねり運動を開始するときにぜひご自身のウエストサイズを測ってみてください。そして運動を続けた後に、再度測ってみるとやる気もアップし、運動を無理なく続けることができるでしょう。

ひねり運動を行うと便通が良くなる

もう一つ大きな特徴として、ひねり運動を行うと便通が良くなるといわれています。身体をひねることで腸の蠕動運動を促し、便秘解消にも役立ちます。運動をする前にコップ一杯の水を飲んでから行うと、直接的な水による腸への刺激とひねり運動とがうまく作用して、自然なお通じにつながります。水はなるべく常温のものにして、お腹を冷やさないようにすると良いでしょう。

自宅で簡単にできる腰ひねり運動

ここでは自宅で簡単にチャレンジできるひねり運動をご紹介します。

■壁を使ってひねり運動
ツイスト運動

ウエストのくびれを意識しよう

壁際に立って足を肩幅程度に広げます。そこからゆっくりと身体をひねって壁に両手をタッチするようにします。反対側も同様に10回程度行います。座った状態であればイスの背もたれなどを利用すると良いでしょう。

 
■身体を横に曲げる
身体の横曲げ

身体が前後にぶれないようにする

足を肩幅程度に広げ、身体をゆっくりと横に倒します。このとき倒す側の脇腹をしめるようにして5~10秒程度保持し、元に戻します。反対側も同じように行います。

 
■寝転がって横に足をあげる
寝転がり運動

まっすぐ横向きになって行う

身体を横にして上側の脇腹をしめる意識で足をあげていきます。あげた状態で3秒程度保持し、元に戻します。これを5回繰り返します。反対側も同様に行います。

 
また以前ご紹介したラジオ体操(効果的エクササイズがぎっしり!ラジオ体操の魅力)でもひねり動作があり、毎日行っているとウエストを引き締める効果が期待できます。

腰ひねり運動をするときの注意点

ひねり運動を行う際に注意したいことは、食後すぐには行わないことです。食後は食べ物が胃腸にとどまって消化活動をしているため、この時点で身体を大きくひねると、腹痛などの原因になります。食後に行う場合は最低30分以上はあけ、満腹感が解消されてから行うようにしましょう。
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