収納/衣替えがラクになる収納

布団も衣替え!? クローゼット収納ビフォーアフター

布団は季節に応じて、冬用と夏用とで使い分けることが多いはず。頻繁に出し入れするわけではないけれど、重たくて大きい布団を少しでもラクに収納したい!その要望に応えて実例をご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

3LDKの戸建て住宅に住んでいるTさんは、ご主人と1歳と3歳のお子さんの4人家族です。1階はLDKで、2階に3つある洋室のうち2室は、将来の子供部屋として使う予定。現在は、2部屋のクローゼットに、寝具や生活用品をしまっています。ところが、「そのクローゼットが使いにくいので収納を見直したい」という、Tさんからのリクエストがありました。そこで、お宅に伺ったガイドがどう改善したのかをご紹介します。


クローゼットが片付かない原因

まずは、2部屋のクローゼットの使い方を見せてもらいました。洋室1は6.5畳で、主寝室の隣ということもあって、クローゼットには布団がしまわれています。ところが、この部屋の扉が内側に向かって開くため、扉横にあるクローゼットから物を出し入れする時は、いったん部屋の扉を閉めなくてはなりません。

いっけん何の問題もなさそうに思えるのですが、大きな布団を両手で抱えている時は、その扉の開閉があるせいで、イライラしてしまうのだとか。「出し入れするのは毎日のことではないけれど、暑さ寒さを調節したくなったときに、すぐに出し入れできないのが不便です」とTさんは言います。
クローゼットの布団収納ビフォー

左が洋室1、右が洋室2。押入れサイズに近い奥行がある収納なので布団がしまえる


一方、洋室2のほうには、予備のダイニングチェア2脚、家族のバッグ類、オムツのストック、バスタオルを収めた引き出しケースがしまわれています。ダイニングチェアがここにあるのは、子ども専用の椅子を使用しているため、来客のときだけ使うからだそうです。

こちらのクローゼットは、天井が傾斜しているため、上の棚の奥行が浅くて低い位置になっています。ただし、間口は洋室1よりも広いので、「こちらに布団がしまえると出し入れしやすくなるのでは?」と考えていたというTさん。そこで、これを機会に収納場所を入れ替えたいという意向をふまえて、収納の中身を見直すことになりました。

まずは、各クローゼットから持ち物を取り出すことからスタート。
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