家計簿・家計管理

節約体質は家計簿で作る!

一口に家計簿と言っても様々な種類があります。今回は「節約」を目的とした家計簿の選び方やつけ方をご紹介。家計簿を通して節約体質を作る方法をお伝えします。

二宮 清子

執筆者:二宮 清子

家計簿・家計管理ガイド

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節約のために家計簿をつける上でのポイントは?

家計簿はなかなか続かないけれど、しっかり活用すれば節約体質に生まれ変われる!

家計簿はなかなか続かないけれど、しっかり活用すれば節約体質に生まれ変われる!

秋になり、書店には来年の家計簿が並ぶようになりました。素敵なデザインの家計簿が並び、心がワクワクします。しかし、「どのタイプの家計簿が自分に合うかわからない」「気に入った家計簿を買っても、結局続かなかった」といった声もよく耳にします。

今回は、節約を目的に家計簿をつけるならどんなタイプを選び、どう活用していけばいいのかをお伝えします。

家計簿で支出をコントロールして節約体質に

家計簿の効果は、主に次の3つです。
  • 何にいくら使っているのか、数字で見て把握できる
  • 使途不明金を減らせる
  • 予算を立てられるようになる
節約が目的なら、毎月の支出を把握し、支出をコントロールできるようになればよいので、収支や残高を合わせることにこだわる必要はありません。

したがって、「節約」目的で家計簿をつけるなら、支出面をどう記入するのかに注目して選ぶとよいでしょう。具体的には、支出の項目(記入欄)が多いタイプです。

「どこで何をいくらで買ったのか」を記録し、底値の感覚を養う

食費や日用雑貨費の節約に、家計簿は大きな力を発揮する

食費や日用雑貨費の節約に、家計簿は大きな力を発揮する

家計簿の悩みの多くは「続かない」ことなので、普段は「ざっくりでもいいから記録し続けてみよう」とお伝えしています。しかし、とことん家計を見直して節約体質を作っていきたいなら、「どこで何をいくらで買った」を細かく記録することも必要です。

たとえば、「10月15日 マックスバリュ 鶏ムネ肉1キロ 398円」のように、日付や金額だけでなく、店名や買ったものの明細も記録します。これを続けると、底値がわかるようになり、節約体質が身についてきます。底値表を作ってみても面白いですよ。底値がいくらかわかっていると、特売や閉店セールなどの文字に翻弄されずに買い物ができるようになります。

節約体制が身につくと、ちょっとしたゲーム感覚で買い物を楽しめるようにもなります。日々の訓練なので、うっかり高値掴みしてしまうと悔しい思いをすることもありますが……。基本的には楽しみながら取り組んでくださいね。

食品や日用品などの「使用頻度の高いもの」は、とことん安さを追求することで、ぐっと支出が減ります。そのためには「底値はいくらで、どこのお店が安いのか?」を知っておくことが必要ですね。もちろん、どんなに安くても、使わないものや使い切れないものを買ってしまっては、ただの無駄遣いです。そこでやはり役立つのが、家計簿なのです。

なお、ネットショッピングは価格の比較ができる上に、時間と労力の無駄を省けるので、私自身もよく利用します。しかし、次回また利用しようと思った時に、どこのネットショップだったのかすぐ思い出せないことが度々あります。家計簿という、アナログな形で記録することは大切だなと痛感させられます。

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