ロック・ポップス/海外ロック・ポップス、70年代の名盤の口コミ

個性派ロキシー・ミュージックの衝撃的な1stアルバム

ロキシー・ミュージックの、1972年にリリースされたファーストアルバム。アヴァンギャルドな演奏と奇抜な格好で、個性派揃いの集団として注目され、アート・ロックからプログレッシヴ・ロックを経由し、グラム・ロックのブームを巻き起こす担い手の一つとなりました。UKロックミュージックシーンの歴史を揺るがした衝撃作です。

投稿記事

UKロックミュージックシーンの歴史を揺るがした衝撃作

■アルバム名
ロキシー・ミュージック (Roxy Music)

■アーティスト名

ロキシー・ミュージック

■おすすめ理由
ブライアン・フェリー、グラハム・シンプソン、ブライアン・イーノらを中心としたメンバーで結成されたロキシー・ミュージックの、1972年にリリースされたファーストアルバムは、既に最初から音楽性もファッション性も極まった感のある作風です。
アヴァンギャルドな演奏と奇抜な格好で、個性派揃いの集団として注目され、アート・ロックからプログレッシヴ・ロックを経由し、グラム・ロックのブームを巻き起こす担い手の一つとなりました。
UKロックミュージックシーンの歴史を揺るがした衝撃作です。

キング・クリムゾンのヴォーカリスト・オーディションにエルトン・ジョンと共に受けて落選したという経歴のあるブライアン・フェリー、彼のダンディ且つ不安定でヌメるようなヴォーカル、まだ当時としては珍しいシンセサイザーを駆使するイーノの方向性は、やがて現代音楽へと昇華していきます。

しかし美意識やインテリジェントを重視したメンバー達でありながら、実際の演奏はかなりハードコアな面も伺え、自分達の技量を力ずくで押し込んでいるかのような圧倒的なパワーがこの頃は魅力です。
チープで気ままになり響くギターやフリーキーなサックスのハチャメチャぶりに耳を一瞬疑いますが、それが妙に一体感を生み、まるで大衆酒場の乱雑する中でガンガンと掻き鳴らすかのような、不思議な説得力があります。

このアルバムでのアレンジを後々参考にして楽曲作りをしている邦楽アーティストも結構多く見られ、知る人ぞ知るカヴァーアイテムでもあります。

破天荒さと美学が計算されて配置されています。


【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場でロックの CD・DVD を見るAmazon でロックの CD・DVD を見る
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます