人間にはいくつかのタイプがあり、自分と相性の良いタイプ、そうでないタイプがありますが、マンションも同様です。タイプごとの特徴を知っておくと、自分にあったマンションを端的に絞り込むことができます。
マンションタイプ、まずは立地で決まる
マンションのタイプはまず、立地で大別されます(図1参照)。山手線から乗車時間20分以内の都心型と20分超40分以内の郊外型の2タイプです。もう少し細かく区分するとそこに準都心、準郊外が加わりますが、ここでは違いが分るように2タイプとします。
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| マンションタイプ見分け表 |
この違いがマンションのタイプの最も大きな差異になります。まず、土地の価格が異なります(建築コストはどこに建てても基本的には同じ)ので、マンション販売価格はおおざっぱにいえば、都市型100に対して郊外型60程度というように、その差は大きく出ます。
また、居住者層もかたやひとり、二人世帯中心に対して郊外型は3、4人のファミリー中心になりますから、間取り、設備、共用施設の内容も大きく異なります。将来の価値を考えると、中古の取引が活発=需要が多い都心型のほうが、有利といえるかもしれません。
立地の次は、規模・階数で決まる
この2タイプに対してマンションの規模が更に2タイプに枝分かれします。総戸数100戸以上の大規模と30戸未満程度の小規模です。もう少し細かく区分するとそこに30戸以上100戸未満の中規模が加わりますが、こちらも違いが明確に分るように2タイプにしておきます。
大きい、小さい、の違いは敷地計画や共用施設などのインフラに違いが顕著に現れます。大きければ充実していて、小さければシンプルという傾向が見られます。公園などが設けられたゆとりある敷地や最先端の設備はまとめ買いができる大規模のほうが、コストアップを抑え込むことができます。住んでからの管理費なども多数で負担するため、コストは低く抑えることができます。
物理的には規模のメリットが勝りますが、半面、居住者のコミュニティの形成や、顔が見える分、隣近所の方々同士、たがいに心を配った人間的で良識的な暮らし、といった精神的なメリットは小さいほうが行き届きます。
更にそこに階数が加わります。11階以上の高層と4階以下の低層には居住性の面で、大きな違いがあります。高層には更に20階以上の超高層が枝分かれしますが、ここでの説明は高層の中に含めます。
このように、マンションは立地、規模、階数の違いにより住み心地、ひいては、将来にわたる資産価値にも大きな違いが出てきます。
それではそれぞれのタイプごとの特徴や違いについて詳しくみていくことにしましょう。
次のページでは、立地タイプ「郊外型」「都心型」の違いをお話しします。