うなぎ/東京近郊のおすすめうなぎ店

神楽坂たつみや

神楽坂というと高級割烹料亭が軒を連ねた花街のイメージ。そんな賑やかな街の路地にある昔ながらの素朴な鰻屋さんたつみや。ジョンレノンや岡本太郎、アラーキーなど著名人が訪れたことでも知られている名店の江戸前の深蒸し上品うな重。

山室 賢司

執筆者:山室 賢司

うなぎガイド

神楽坂の素朴なうなぎ屋さん

大正時代からの花街の名残を残す神楽坂、飯田橋駅から神楽坂上に向かって歩いていく、なかなかの坂である。神楽坂上までのちょうど真ん中あたりに、創業は1948年(昭和23年)の蒲焼、柳川たつみやがある。神楽坂というと高級料亭といったイメージがある、ジョンレノンや岡本太郎、アラーキーなど著名人が訪れたことでも知られている。さぞかし高級店なのだろうと思いながら店の前到着するとそのギャップにびっくりする。商店街路地の昔ながらの素朴な鰻屋さんといったた外観である。
神楽坂たつみや外観

神楽坂たつみや外観


炭の香り漂う穏やかな店内

木製の引き戸をガラガラと開け店内に入ると紀州備長炭の炭の香りが漂っている。テーブル席4卓小上がり2卓の決して広くはない炭で黒光りした店内は、時間がゆっくり流れているような雰囲気だ。メニューはシンプル。うな丼2300円より、うな重3300円(吸物付)うな重3500円(きも吸付)他には白焼き、柳川、舞子丼などがある。舞子丼とは柳川をご飯にのせたものなのだそうだ。
たつみやうな重3500円

たつみやうな重3500円


ゆっくりとやさしいうな重

うな重3500円をお願いした。うなぎ屋ではおとなしく待つことにしている。隣のお客さんはランチ時なのだが柳川と日本酒で一杯やっている、粋である。待つこと30分、うな重登場。皮は薄めで柔らい、身はやや子ぶりで薄めだがフワッと柔らかでとろける感じだ。タレはきりっとしたあっさり醤油系。ご飯はやや柔らかめである。うなぎの蒸焼き加減とタレ、ご飯のバランスが良い。江戸前の深蒸し上品うな重。お店の雰囲気とマッチしたゆっくりとやさしいうな重でございます。
たつみやうな重3500円

たつみやうな重3500円



■たつみや
・住所:東京都新宿区神楽坂4-3
・電話番号:03-3260-7016
・営業時間:
[月~金]11:30~14:00、17:00~20:00
[日・祝]11:30~14:00、17:00~19:30
・定休日:火曜日定休
・地図:Yahoo!地図情報
・URL:http://www.tatsumiya.ne.jp/
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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