ボーディングスクールとは?
ボーディングスクールは勉強だけでなくスポーツも盛ん! |
もともと、ボーディング(boarding)とは寄宿・下宿生活という意味。親元を離れて団体生活をすることで、勉強だけでなく、礼儀や規律、自立心、人とのコミュニケーションなどが学べるという良さがあげられます。
なぜボーディングスクールなのか?
アメリカでは上流階級の子女の多くがボーディングスクールで学びます。それは、歴代の大統領や大企業の社長などがボーディングスクールを卒業していることなどからも分かります。また、日本人が卒業を目的としてアメリカの中学や高校に留学する場合、学生ビザの規定で、私立校にしか留学することができません。アメリカの私立校には全世界・全米から生徒が集まってくるボーディングスクール以外に、宗教系の小規模な私立校などがありますが、多くの日本人留学生はボーディングスクールに留学しているという状況です。
ボーディングスクールではどの生徒も親元を離れて生活することになりますので、留学生であっても、アメリカ人と立場は同じです。また、中学や高校という思春期を24時間一緒に過ごしますので、そのときに培った人間関係や友情は一生続くと言えます。
ボーディングスクールの特徴
日本人にとっても人気のあるボーディングスクールですが、その特徴は次のようにまとめることができます。・幅広い可能性にチャレンジできる<
・人格やリーダーシップ育成
・充実した施設
・生徒へのケアが良い
・大学進学のコンサルタントの充実
ボーディングスクールに入るには?
寮生活で各国・各州から集まる友達と仲良くなれる。 |
必要な書類は、願書(Application form)以外に、成績証明書、エッセイ、推薦状、学力テストのスコア、(留学生の場合は)英語のスコアなどです。また、書類以外にインタビュー(面接 ※電話インタビューのケースもある)を要求している学校もあります。そして、学校はそれらの書類やインタビューの結果を総合的に判断をして合否を決定することになります。
ボーディングスクールの選び方
留学生がボーディングスクールを選択する場合、そのポイントは次のようなものになります。・ロケーションや周辺の環境
・学校のレベル
・学校の規模・設備
・学費や寮費
・英語補習コースの有無
・留学生の受入体制
ボーディングスクールの費用は決して安くありませんから、予算も重要ですし、それ以外にも留学生の受入体制や英語補習コースの有無などは重要なポイントです。
ボーディングスクールが多く集まっている地域は、マサチューセッツ州を中心としたニューイングランド地方ですので、多くの日本人が留学するのもそのあたりの地域が多くなってきますが、ボーディングスクールは全米に存在していますので、優先順位等を考えながら、出願校は決めていきます。
また、ボーディングスクールの情報を得る上で、学校のウェブサイト以外にも、全米ボーディングスクール協会(TABS: The Association of Boarding Schools)などのウェブサイトも参考になります。
TABSは毎年一度日本でも留学フェアを行っており、全米数十校のボーディングスクールの担当者が来日しますので、そこで直接話を聞くのも良いと思います。