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医師に聞く!ウォシュレットの正しい使い方

ウォシュレットでお尻を洗うとき、注意することは?正しい洗い方ってあるの? お尻クリニックの三枝先生にお聞きしてみました。

執筆者:寺本 美絵子

提供:TOTO

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強い水圧で洗ったほうがいい?

誰でも好みの強弱度合があると思いますが、強すぎると皮膚を傷つけることにもなるので注意が必要です。
ガイド:ウォシュレットの水圧が強いと、肛門付近の皮膚を傷つけるというようなことはあるのでしょうか。

三枝先生:顔や髪をゴシゴシ拭くと傷めてしまうのと同様に、おしりも強く洗い過ぎると傷つきます。最近のウォシュレットは高性能ですので、弱め(下から3番目くらいまで)で、10秒も洗えば充分だと思います。

肛門への刺激はどの程度なら大丈夫?

ガイド: ウォシュレットの水を肛門の中に入れて、浣腸のようにして使用するのがクセになっている人も多いと聞きます。こうした使い方に問題はないのでしょうか。

三枝先生:便意を感じる部分に水を当ててお通じのきっかけにしている方は結構いらっしゃいます。忙しい朝に手っ取り早くお通じを済ませてしまおうと考えているようです。しかし、正しい便意の催させ方はあくまで、早寝早起きと朝食であることを忘れてはいけません。ですからあまり感心しない方法です。

携帯ウォシュレットはどう使うのが効果的?

旅行や出張に持ち運べる携帯ウォシュレットは、ぬるま湯を使うのがポイント。
ガイド:トラベルウォシュレットのように携帯用のウォシュレットがありますが、これを使用するときの注意点がもしありましたら、教えてください。

三枝先生:できればぬるま湯を使うとさらに効果的だと思います。

先生から「お尻の洗い方」についてのアドバイス

最後にウォシュレットでお尻を洗うことについて、アドバイスをいただきました。

三枝先生:おしりを洗うことは衛生面からみて大変結構なことなのですが、最近は清潔に対してやや行き過ぎた強迫観念や不潔恐怖をもつ方もみえます。「完全におしりを無菌にしたい」とか、「においを完全に消したい」、「全く便がない状態にないと気が済まない」、ここまでの気持ちになってしまうと逆に傷めてしまうことがありますので、「大体さっと洗う」くらいの気持ちでむしろいいように思います。肛門周囲皮膚炎の原因は便による汚れと、痒くなった時に掻く、という行為にあるようです。



いかがでしたか? 普段から疑問に思っていることでも、洗う場所が場所だけになかなか人に「どうしてる?」とは聞けないものですよね。先生のお話では、清潔にするのも度が過ぎると逆にお尻を傷つけることもあるということですから、お尻のためにも正しく洗うことを心がけたいものです。

取材協力:医療法人 俊雄会 三枝クリニック 肛門科 三枝純一先生

更新日:2008年06月18日

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