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遮熱対策1:機能カーテン+フィルム+外付けスクリーン

窓周りの暑さ対策として、3つの商品を導入方法別にご紹介します。機能カーテンを利用する、窓に遮熱フィルムを貼る、外部に外付けロールスクリーンを設ける。これらの方法を用いることでかなりの遮熱ができます。エアコンの温度を下げるのではなく、熱を遮る方法を取り入れてみてはいかがでしょう。

早乙女 明子

執筆者:早乙女 明子

カーテン・ブラインドガイド

気象庁の3か月予想によると、今年の6~7月は平年より暑い模様。

今年は猛暑のピークに、水不足、さらには電力不足が加わる可能性もありますから、暑さ対策は例年よりかなり切実です。
今年の夏は例年よりさらに暑い模様・・・

今年の夏は例年よりさらに暑い模様・・・

今回は、窓まわりの暑さ対策をとして、3つの方法をご紹介します。

  1. 機能カーテンを利用する
  2. 窓に遮熱フィルムを貼る
  3. 外部に外付けロールスクリーンを設ける

1.機能カーテンを利用する

夏の強い日差しが部屋に入り込むと冷房効率が下がります。

そんな時、窓に下がっているカーテンを閉めることで、冷房が効きやすくなります。その際、冷房効率を高め、性能を発揮するのが遮熱カーテン。遮熱カーテンは、直射日光を遮断して、熱線(赤外線)だけでなく紫外線も効果的にカットし、室内の温度を下げてくれます。

そんな遮熱カーテンのなかでオススメ商品が、ナノ単位のステンレスをコーティングした遮熱レース「masa」(ナノとは10億分の1を表す国際単位系(SI)のひとつです)。
masaパンフレット

masaパンフレット *資料提供積水ナノコートテクノロジー

masa』 は、積水ナノコートテクノロジー株式会社の商品で、金属をナノメートルの薄さでコーティングした繊維シートです。通気性、親水性、紫外線・可視光線・赤外線・電磁波の透過減少、静電気・電磁波防止、耐蝕性、消臭機能、抗菌機能、保温性などに優れています。特に、紫外線をカットする力と断熱性に優れており、ステンレスの赤外線吸収効果による太陽光を遮断する機能が高く、夏場の室内温度を一般的な布カーテンに比べると、2~3℃低く抑えることができます。

紫外線(UV)の透過率を抑えることから、室内の温度上昇・家具の日焼け等を抑える効果があります。カーテン自体の劣化を防ぐ効果にもなり、使用する環境が同じであれば、従来品より長持ちする傾向にあります。
masaの遮熱機能

masaの遮熱機能

もうひとつ、機能カーテンでご紹介したいのが、ユニチカの特殊セラミックを配合した断熱素材『サラクール』。この繊維使用のカーテンは、太陽光に含まれる熱線(赤外線)を効率的に遮断するので、これからの暑さ対策に適した商品です。

高濃度特殊セラミックスを、ポリエステル繊維に練り込んだ糸はUVカット効果と透け防止効果も発揮しますし、熱線(赤外線)を効率的に遮断します(セラミックスとは、「人為的な処理によって製造された非金属・無機・固体・材料」を一般的に表す言葉で、ギリシャ語の「keramos」が由来です)。ただし、ほんの少しの利用でも『サラクール』とうたっている商品もありますので、25~30%程度含んでいる商品を選ぶことをおすすめします。

カーテンショップにオーダーするのではなく、通信販売などで入手できます。
サラクールの断熱機能

サラクールの断熱機能

次のページでは『遮熱フィルム』と『外付けロールスクリーン』をご紹介します。
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