着物でお出かけ・雨支度vol.2　およばれ(礼装)篇

結婚式の参列や式典への参加でホテルへ出向く場合

雨の降り具合にもよりますが、自宅で着付けをして出かけるとなると天気の良い日でもただでさえ気忙しい当日。礼装となると相手に失礼が無い様に装うのが礼儀ですので、万が一、裾や草履が汚れてしまうと自分で気になってしょうがないでしょうし、みじめな気分になってしまうかもしれません。

必ず前日までに天気予報を確認し、当日の雨が心配される場合は前もって会場へ「更衣室」が利用出来るか確認しておきましょう。宴会場のあるような大きなホテルですと必ず「更衣室」や「準備室」といった着替えの出来る部屋があります。

又、主催者がそういったスペースを用意している場合もあります。ただ、式の前日は何かと忙しいと思われるので迷惑にならない様、参列を決めた時点で余裕を持って確認をしておいた方が良いでしょう。

当日が雨という事で会場で着替える事に決めたら、用意していた着物、小物、肌着類、着付け道具一式をまとめます。

風呂敷で包んでしまえば、会場に着いてからもスムーズに取り出せ、帰る際もさっと包んでスマートに帰り支度が出来て便利です。 まとめた一式をバッグに入れる際はゴミ袋でも結構ですので大きなナイロン袋に包んでからバッグに入れましょう。合皮などの防水素材で出来ているバッグもファスナー部分から水がしみる場合があります。念には念をいれて損は無いでしょう。

このとき、和装用バッグなどがある方はそれを利用すればコンパクトになりますし、お持ちでない方は一泊旅行用のキャリーバッグや旅行鞄が役立ちます。

洋服は前開きか下から脱げるものを着用します。時々、上からかぶって着る、しかも衿ぐりが詰まったものを着用してしまってからメイク＆ヘアセットをしてしまい「どうしよう...」と途方に暮れる方もいらっしゃいますので、そこはご注意ください。

雨の日は車道が混雑したり、電車のダイヤも乱れがちですので着付けにかかる時間にプラスして余裕を持って出かけましょう。

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