スキー

家族が楽しめるスキー場の選び方

最近ブーム復活の兆しが見えてきたスキー。せっかく行くなら家族で楽しめて、思い出作りにもなるスキー旅行にしたいもの。この記事では、家族で楽しめるスキー場選びのポイントと準備するもの、おすすめスキー場を紹介します。

橋本 竜

執筆者:橋本 竜

スキーガイド

家族スキー・スノーボード旅行のススメ

両親と一緒に滑った、学生時代にスキー三昧という思い出をお持ちの40代~50代の方々は多いはず。小学生~高校生のお子さんをお持ちでしたら、あの雪上を滑る爽快感と広大なゲレンデを自在に操るスキーの魅力と喜びを家族で楽しんではいかがでしょうか?
写真スキー

家族スキー・スノーボードのススメ


スキー場のサービスも、スキーブームだった25年前とは格段に向上して、今では遊園地やホテルなどと同じようなクオリティーが期待できるスキー場も登場しています。今回は、「家族みんなで行く」をキーワードにスキー場選びのポイントを考えていきます。

年数回なら、アクセス重視で

スキー場のアクセスは雪道やアイスバーンをイメージする方々も多いはず。実は新幹線を利用することで、 雪道ドライブの不安から逃れることもできるのです。子どもにとって長距離移動は退屈なもの。新幹線の利用でスキー場までのアクセスが楽しみに変わるでしょう。

また、新幹線駅直結のスキー場もあり、直結ではなくとも新幹線駅から近隣のスキー場への無料シャトルバスが一日数十本運行されている地域もあります。現地に到着してからスキー場を選ぶことだって可能なのです。

車を利用する場合でも、できるだけ高速道路のインターから近くのゲレンデを選ぶことで、時間も節約できて一般道の雪道ドライブも少なくてすみます。

車利用ならスタッドレス装着のAWDレンタカーがおすすめ

車をお持ちの方でも、数回のスキー旅行のためにスタッドレスタイヤや滑り止めチェーンなどを用意するのは費用的に負担が大きいと思います。スタッドレスタイヤ4本で4万円、中には10万円以上するものもあり、保管場所も必要になります。

また、スタッドレスタイヤを装着しているからといって、雪道で滑らないわけではありません。ほとんどの自家用車はFF(前輪駆動)方式ですが、AWD(四輪駆動)を除く他の駆動方式に比較して登り坂には強いのですが、雪道の下り坂は滑りやすい傾向にあります。不慣れな雪道ドライブは事故等のリスクもあるので、車でスキー場へ向かう方はAWDのレンタカーを賢く利用しましょう。

スキー場選びのポイント

さて実際のスキー場選びですが、下記ポイントがあげられます。

・駐車場からゲレンデが近い、もしくはシャトルバスの運行がある
・小学生以下リフト無料のスキー場
・コースバリエーションより、最適なコースと眺望が重要
・キッズ専用・初心者専用ゲレンデ
・無料休憩所
・ゲレンデレストラン(ゲレ食)はカフェ化、和食化の時代
・スキーやスノーボード以外のアクティビティ
写真スキー場を楽しむ

スキー以外のアクティビティも


詳細については別の記事で記載いたしますので、関東圏から行ける具体的なスキー場名と家族で楽しめる特徴をご案内します。雪道の運転に自信がなく、新幹線からの乗り継ぎが不安だったりわずらわしいと感じる方には、GALAか軽井沢プリンスホテルスキー場をおすすめします。



新幹線で直行! 温泉も完備! GALA湯沢スキー場

改札を出たらスキー場。GALA湯沢はJRが作った究極のレール&スキー施設です。

ベースハウスには直営のスキー・スノーボードレンタル、ウェアレンタルがあり、グローブやゴーグル、ネックウォーマーなどのグッズも販売しているので、万が一グローブを忘れてしまった! という時でも安心です。

ゲレンデまでのアクセスはベースハウスからゴンドラに乗ってゲレンデベースに向かいます。乗り物が大好きなお子様には最高の思い出作りができると思います。

初めてスキーをされる方や、足慣らしが必要だと感じている方には、ゲレンデエントランスを出て左にある「メロディーコース」が最適です。リフトも比較的低く設定されており、運行スピードも緩やか。コースの後ろからの合流もなく斜度が緩やかなので安心して滑ることができるでしょう。

  • アニメキャラクターのキッズゲレンデレッスン
アニメキャラクターの「スポンジボブ」がキッズ専用ゲレンデでレッスンを行っています。フラッグを立てて滑ったり、曲がる喜びを楽しく学べるスクールです。

  • G-SHOCKテレインパーク
初心者から上級者まで楽しめるテレインパークは、雪で作ったキッカー(ジャンプ台)やハーフパイプ、ボックスなどのアイテムを設置してあるフリースタイル系のパークです。

  • 食事も多彩「メインレストハウス」
1Fにはピザや釜焼きパンシチュー、ダブルカツカレーなど洋食系中心の「フードコートパルパル」が、2Fには新潟ご当地料理タレカツ丼や、のっぺ汁がある「レストランセランビ」があり、好みに合わせた食事がチョイスでします。また、沖縄で大人気のアイスクリーム専門店「ブルーシール」が中2階にあるので、食事の後のスイーツも万全です。

  • 温泉だって完備
ガーラ湯沢駅と同じ建物にある温泉施設「SPAガーラの湯」(カワバンガ3F)には温泉だけでなく、フィットネスプールや露天ジャグジーもあるので、スキーで疲れた体をリフレッシュして新幹線に乗ることができます。

滑る以外も楽しい! 軽井沢プリンスホテルスキー場

もう1ヵ所おすすめしたいのが軽井沢プリンスホテルスキー場。滑るだけじゃない、休日をさまざまな楽しみで過ごせるウィンターリゾートとして日本らしいスキー場です。

軽井沢にも広大な敷地のスキー場がある軽井沢プリンスホテルスキー場
東京から62分、タウンウェアで行くことをおすすめします。軽井沢駅改札を出て右へ、ペデストリアンデッキを渡ってシャトルバス乗り場へ。駅から5分足らずでスキー場へ到着します。

まずはレンタルスキーを借りましょう。レンタルは4時間セットがあるので何時についても利用しやすいです。小学生以下リフト券無料なので、お財布にもやさしいスキー場です(2013年3月現在)。

プリンスリゾート系の特徴は、ほとんどのスキー場で初級者でも山頂から滑り降りられるように迂回コースがあるので、足慣らしをかねて高速クワッドリフトで山頂へ向かってみてはいかがでしょうか。晴れていると山頂からは、旧軽井沢の街並みと標高2568mの浅間山が一望できます。いくつもフォトスポットがあるので、ところどころで止まって撮影スポットを探してみるのも楽しいです。
浅間山スキー

晴れていれば浅間山を背景にパチリ


キッズパークにはそり遊びや、誰でも安全にレーサー気分が味わえる「なんちゃってクロスコース」があります。また中級者でも挑戦できる「なんちゃってモーグルコース」も設置されているので、コブ斜面の滑走トレーニングにも適しています。

スキー以外の楽しみも

軽井沢プリンスホテルスキー場には、隣接されているアウトレットモールやボーリング場、温泉施設へは無料シャトルバスがあります。軽井沢銀座のある旧軽井沢へも駅のペデストリアンデッキを利用して簡単にアクセスできます。スキーを楽しんだ後にアウトレットで買い物を楽しんだり、温泉で疲れた体を癒やすのも家族で楽しむためのちょっとした気遣いです。

雪の遊びだけじゃない今のスキー場で、スキーの思い出や雪景色を楽しんだ後に、買い物や温泉、グルメなどまでも満喫できるアップグレードしたスキー旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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