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編物手芸ショップ CLACSSE DAIKANYAMA

代官山にオープンした「CLACSSE DAIKANYAMA」。手芸ブーム再来はくるとオーナーの小坂さん。異色の肩書きをもつ小坂さんのお店を訪ねました。

執筆者:All About 編集部

代官山に編物手芸のショップが登場

CLACSSE DAIKANYAMA

ファッションの人気スポット、代官山に4月初旬、編物教室がオープンした。東急東横線代官山駅から1分、キャッスルストリートに開店した【カフェ・クラッセ代官山】。裏通りの静かなカフェが、ゆったりとした時間を過ごせる編物教室に変容するのだ。

CAFE CLASSEの店内。手づくり教室に

CAFE CLASSEの店内は手づくり教室に



プロフェッショナル3人が顧客対応

「決まったカリキュラムはありません。編物しながらゆっくり時間を楽しんで下さい」との呼びかけに、手を動かすことの好きな人たちが集う。その人達をもてなす場が香り豊かな珈琲や軽食を提供する【カフェ・クラッセ代官山】というわけだ。

道一本挟んだ真向かいにニットやビーズ、レースの材料を揃えたショップ兼教室「CLASSE DAIKANYAMA」が開店して1年半が経つ。

オーナーの小坂さん

オーナーの小坂さん

「もともと編物や手芸が好きで、一足お先に店を持つことになった。少人数のレッスンを店の中でやっているうちに、時間を気にせず手を動かせる場所が欲しくなったの。最初からやりたかったのがカフェ・クラッセでした」と語るのは、オーナーの小坂恵子さんだ。



自己流でやっていた小坂さんが編物を本格的に習い出したのは40才になってから。今も時間をやりくりしてパッチワークの教室に通っている。ショップで教える杉内しのぶさんも編物講師の資格を持つデザイナー。もう一人、布が扱える専門の講師を加えた3人体制で、ショップ兼教室を切り盛りしている。

代官山にやってくる通りすがりの訪問者が主な客層の割には、最強の講師陣でお客を迎える体制を敷いている。

「今のお客さんは飽きっぽい。やりたいこともやれるレベルも多岐にわたるだけに、こちらの対応力が問われます」。小坂さんも杉内さんも口を揃えて、異口同音に語る。

ホビーショーでの展示

ホビーショーでの展示



小坂さんは、もう一つの顔を持つ。

テレビ局(TBSビジョン事業本部付) 現役のチーフプロデューサーなのだ。
テレビ映像の製作と編物手芸。どう結びつくのだろうか。

「息抜きになります。好きなことに没入していると、心の満足度が高く、癒されます。ものづくりの楽しさに出会えます」。子育てを終え、時間に余裕が持てる年齢に達した小坂さんにとって、趣味の編物手芸が「自身の生き方」と深く関わり出してきたと受け止めているのだろう。

ホームページに自身の略歴を次のように記している。
【大卒後、音楽事務所を経てTBS系列の製作会社に所属。57才】と。

お店のシンボルの手づくり暖簾

お店のシンボルの手づくり暖簾

ショップ兼教室を開設して1年半。
「流行を追う仕事ではないので、特にPRすることなくやってきました。訪れるお客さんは様々ですが、初心者にいきなり金額の張る毛糸やツールを売る訳にいきません。普及活動を継続することに困難が伴います。かといって啓蒙普及活動しませんと全体の底上げになりません。手芸業界全体で推進して欲しい」

5月末から「CAFE CLASSE」を舞台にした手づくりカフェが始まった。ニットをはじめビーズステッチやレース編みのレッスン教室がこれから本格的にスタートする。

取材を終えて帰り際、小坂さんの口から思いがけないメッセージが伝わってきた。「もう一回、手づくりブームが来そうな予感がします。ものづくりの楽しみや達成感を、今を生きるすべての人達が欲しがっていますから。それを体験するチャンスを多くの人達が経験したら、手づくりブームは到来します」



【関連サイト】
CAFE  CLASSE
http://classe-daikanyama.jp/


【情報提供元】
洋装産業新聞




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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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