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湾岸マンションの売れ行きと購入時の注意点

晴海の大型タワープロジェクト第2弾が公開された。三菱地所レジデンス、鹿島建設の共同事業「ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス」。その見どころをまとめてみた。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

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「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」は約600戸が契約済

代表者挨拶 小野真路(おのまさみち)取締役社長

代表者挨拶 小野真路(おのまさみち)取締役社長

第1弾プロジェクト「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」(総戸数883戸)は、これまでに670戸を供給。「現時点で約600戸が契約済」(街開発事業部 販売グループ統括 西村修一氏)。2012年1月のモデルルーム公開から累計で約5,000組の来場者があったという。販売済住戸の平均分譲坪単価は@273.7万円。

人気が集中した角住戸はすべて完売。「中住戸との価格差が小さかった」(副社長執行役員 瀬川修氏)。全体的な評価ポイントとしては、中央区アドレス、南方向に運河を挟んでいること、品質(免震、長期優良住宅認定)がトップ3を占める。

年明け以降の追い風はこちらの現場にも届いている模様で、これまで売れ足の遅かった2LDKの評価が上がってきているなどの動きが見られるようだ。競合関係に位置する物件としては、同社も共同事業主である「スカイズ」がそのひとつだという。

1/60模型コーナー

1/60模型コーナー


「ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス」
6月1日グランドオープン

模型と商談スペース

模型と商談スペース

さて、そんな1棟目の進捗状況であるが立て続けに第2弾を投入する。「ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス」。階数は同じく49階建て。免震構造に、長期優良住宅認定も同様。デザインも似たツインタワーである。総戸数は861戸。全体では1,744戸の超大規模プロジェクトとなる。

「クロノレジデンス」の売れ行きから改良された点としては、4LDKを設けたこと。昨今、少しずつ値上がりしている現場を見聞きするが、もともと相場より低めの設定であった同物件はさらに下げるということはなさそうだ。

今週末6月1日にモデルルームグランドオープン、販売は夏を予定している。竣工は2016年4月予定。入居は同年8月の予定。3年以上も先である。設計は三菱地所設計、施工は鹿島建設。

「クロノレジデンス」モデルルーム

「クロノレジデンス」モデルルーム


「ザ・パークハウス晴海タワーズ」の見どころ

「ティアロレジデンス」間取り

「ティアロレジデンス」間取り

販売センター(ここでは「レジデンスアリーナ」と名付けている)内には、計5タイプのモデルルームを設営している。そのうち新発表の「ティアロレジデンス」は1タイプのみ。86.13平米(26.05坪)、3LDKの東南角住戸だ。物件のウリである「見晴らし」を享受するため、角部分の柱をずらして視界の広がりを楽しめように工夫がなされている。

都内屈指のツインタワー最大の見どころは外観デザインである。バルコニーを目一杯廻らしながらも、透明感を強調し周囲の風景を移し込むアイデアは、湾岸エリアのランドマークとなることを大いに予感させるものだ(室外機が若干心配ではあるが…)。シンメトリーに両棟を配した上で、平坦で単調になりがちな空地部分には400本もの高木と水盤を配するなど直線を意識したデザインは大いに期待できる。

「クロノレジデンス」モデルルーム

「クロノレジデンス」モデルルーム


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