歯を健康に保つ献立レシピのポイント
どれも調理が簡単 口腔環境をきれいにします
6月4日~10日は歯の衛生週間です。歯を強くし、口腔内をいつも清潔な環境にするには、正しい歯磨きの仕方を学んだり、歯科検診を活用したりすることも一つの手法ですが、毎日とる食事の内容を見直すことも非常に大切です。いつまでも自分の歯で美味しい食事が毎日とれるよう、この機会に歯の健康について学んでみましょう。
歯を強くするために必要な栄養素
骨まで食べられるいわしはカルシウムの宝庫
骨や歯の形成に欠かせない栄養素としてカルシウム、マグネシウム、リンが挙げられます。またビタミンDはカルシウムの体内への吸収を促します。良質なたんぱく質をとることも非常に重要です。
食物繊維で歯の表面をきれいに
食物繊維は体にいいことがたくさん
繊維質の多い野菜や海藻類をとることで歯の表面に付着した歯垢や細菌を除去できます。歯と歯の隙間にも入り込み隅々まできれいにしてくれます。また良く噛むことで顎の骨格や歯ぐきを強くしてくれます。
咀嚼のメリットは多大
幼少期から良く噛む習慣を
唾液には口腔内の酸性度を下げ、虫歯になりにくい口腔環境を作ってくれる効果があります。食事の際、咀嚼を多くすることで唾液の分泌が多くなり、食物の消化も良くなります。また満腹中枢を刺激する働きもあるので、それほど多くの食物をとらなくてもお腹がいっぱいになる信号が脳に発令されます。ダイエット中の方は特に咀嚼を意識しながら食事をとりましょう。
酸味を感じる食物の効果
様々な料理に活用してみて
トマトやゆかり、酢など酸味がある食物を食べることで唾液の分泌が多くなり、歯の表面をきれいにしてくれる働きもあります。ただ常に酸っぱいものばかり意識して食べると胃腸に負担がかかる場合があるので適度な量を摂取しましょう。
口腔内を清潔に保つ香味野菜
香味野菜は彩りにも一役
今回使ったみょうがには抗菌作用があり、特に口内炎を鎮静化させる働きがあります。三つ葉はシャキシャキとした食感を楽しむことで、歯の表面をきれいにしてくれます。ねぎは殺菌作用があり、カルシウムも多く含んでいます。匂いが気になる方は加熱調理すると良いでしょう。
それでは、これらの食材を取り入れた歯を健康に保つレシピをご紹介します>>