パソコンソフト/パソコンソフトの選び方

キングソフト オフィスはMS Officeの代わりになる?(4ページ目)

Office互換ソフトはMS Officeよりずっと低価格でOfficeと同じファイルが作成・編集できます。今回は、Office互換ソフトの代表格であるキングソフトの「キングソフト オフィス 2012」をレビューします。最新ソフト「WPS Office」のレビュー記事へのリンクもあります。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

 

ファイルの互換性は?~印刷物を作るパーソナルユースならまず問題ないが、企業導入は慎重に

次はファイルの互換性です。ただし、細かいところまで検証したらキリがないので、最新のOffice 2013用のテンプレートを「キングソフト オフィス 2012」でどれくらい再現できるかをチェックしてみました。

Office 2013はリリースされたばかりなので、そのテンプレートを再現できたら、以前のバージョンであるOffice 2003~2010との互換性はより高いだろう、という判断です。次が、その結果です。
 
Word 2013のテンプレート

Word 2013のテンプレート

 
Writer 2012での表示

Writer 2012での表示

 
Excel 2013のテンプレート

Excel 2013のテンプレート

 
Spreadsheets 2012での表示

Spreadsheets 2012での表示

 
PowerPoint 2013のテンプレート

PowerPoint 2013のテンプレート

 
Presentation 2012での表示

Presentation 2012での表示


いずれも、かなり正確に再現されているのがわかります。本当に細かいところは、長時間をかけてじっくり検証しないとわからないところですが、その他の手持ちのファイルもざっと読み込んで確認したところでも、再現性はかなり高いと思います。

ただし、仕事で使うのはちょっと不安です。特に、取引先がマイクロソフトのOfficeを使っていて、ファイルをやりとりする場合は、やはりマイクロソフトのOfficeを使うべきでしょう。先方から受け取ったファイルを「キングソフト オフィス 2012」で編集し、意図しないところでレイアウトが変化したりすると、大きな問題になりかねないからです。

なお、「キングソフト オフィス 2012」は、「doc」「xls」「ppt」のファイル形式については、読込・保存の両方に対応していますが、Office 2007以降のファイル形式である「docx」「xlsx」「pptx」については、読込にだけ対応しています。

結論:個人利用では十分使える! 企業導入は十分検討を
 
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