トルコ/トルコの観光・世界遺産

ボドルム/トルコのリゾート(3ページ目)

トルコ国内では大人気のリゾート地、ボドルム。日本人にはあまりなじみがありませんが、頭をからっぽにして夏を楽しみたい人にはおススメ。最近では大手ホテルチェーンも次々に参入しており、注目度が高いエリアとなっています。ボドルム概要情報はこちらから。

執筆者:安尾 亜紀

ボドルムの見どころ

ボドゥルム城

ボドルムシーンの代表格、ボドルム城と停泊するヨットたち

今ではリゾート地として有名ですが、古代には「ハリカルナッソス」という名で呼ばれていた古の町、ボドルム。それだけに、昔から残る遺跡もかなり充実しています。例えば紀元前4世紀頃に栄えたカリア王国のマウソロス王とその妻、アルテミシア王妃の墓と言われるマウソロス廟は世界七不思議にも数えられるほど。今あるのはその跡地だけですが、丘の上には当時から残る古代劇場が割としっかりした形で残っています。一方、海沿いにそびえるボドルム城には海底考古学博物館(沈没船博物館)があります。この博物館は意外や意外、かなり充実した遺跡が揃っていて見どころたっぷり。ここの建設には、マウソロス廟の石材が利用されたと言われています。

この他、近郊に足をのばせばディディマ遺跡、ミトレス遺跡、プリエネ遺跡など日帰りで行ける遺跡群もあり、ボドルムは遺跡好きにも楽しめるリゾート地です。

ボドルムでのレジャー

ボドゥルム

エーゲ特有のコバルトブルーの海。底の方で魚が泳いでいるのも見えるほど透明度が高い

ヨットツアー

大体こんな感じのヨットが定番

ボドルムといえば一日ヨットツアーが有名。海沿いには豪華ヨットがたくさん停泊しており、ブラブラしているとそんなツアーの客引きたちがたくさん声をかけてきます。正直、日本人としてはこういう客引きはあまり得意ではないけれど、このヨットツアーは結構おススメです。

価格は50ドル前後(飲物別)とかなりお手軽で、朝10時頃出発して夕方16時頃には終了する一日ツアーが定番。ボドルム周囲にある小さな島や人気のない入り江、お肌にいいと言われる泥がある洞窟など、様々なポイントに一日かけて連れて行ってくれます。道中(?)ではデッキにゴロンとしながら海を楽しめる上に、行く先々の海の美しさは言葉には表せないほどで、イモ洗いビーチとは雲泥の差です。目の前に小魚が泳ぐコバルトブルーの海に飛び込んで好きなだけ泳ぎ、お腹が減った頃には船長さんが船上でシーフード料理を作ってくれるといういたれりつくせりっぷり。ボドルムでは昔からあるこのヨットツアー、旅行客のかゆい所に手が届くサービスとお手軽さがウリです。

ほかにも、ボドルムはエーゲ海に突き出た半島にあるため、パスポートさえあればボドルムからギリシャ領の島に行くこともできます。コス島へはフェリーで約1時間、ロードス島へは2時間強で行けるので、日帰りでさっと隣国の雰囲気を楽しむのもいいかもしれません。トルコ滞在が長くなった人は、タベルナでポークを味わって戻る、という手も。

ボドルムはナイトライフでも有名。ハリカルナスと呼ばれる老舗の有名クラブを始めとして、夏には大小様々なバーやクラブがオープンします。トルコの有名人たちも夏になるとこぞって押しかけ、芸能ニュースを賑わすほどの一大リゾート地、ボドルム。頭をからっぽにしてひたすらトルコの夏を楽しみたいという方にはおススメです。
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