テクノポップ/海外のテクノポップ

世界の渋谷系を巡る(5)~フィリピン編

東南アジアを巡っていますが、タイ、インドネシアに続いて、フィリピンへ。マリーンだけではありません、フィリピン。ラテンなイメージの国ですが、フィリピンのインディーポップは、意外にスコットランドや北欧ぽっかったりします。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

フィリピンのポップシーン

東南アジアの渋谷系を巡る旅、タイ、インドネシアに続いて、フィリピンです。白状しますと、フィリピンの音楽については、今回初めて真剣に調査しました。僕の知っているフィリピンの歌手と言えば、皆さんもご存知の日本でも活動していたマリーンだったり、後にテクノ歌謡として紹介された「卑弥呼」(1979年)を歌ったフィリピン出身のパッショナータだったり。

マニラには最近行く事はないのですが、昔出張で行った頃、印象としては、アメリカに影響を受けたポップ・ロックが多いです。他にも、日本のJ-POPをタガログ語でカヴァーというパターンも結構あるようです。じゃ、フィリピンに渋谷系みたいな音楽はあるのだろうかと、調べてみました。すると、フィリピンの独自のポップは、O.P.M.(Original Pilipino Music)と呼ばれており、その中に渋谷系っぽい(あくまで「ぽい」ってことで……インディーポップと呼んだ方が誤解はないでしょう)のを発見。ちなみにフィリピンでは、「ラジオで、1日4曲のO.P.M.をオンエアすること」 という放送コードがあります。

では、具体的にフィリピンのバンドを紹介しましょう。先ずは、Orange And Lemons。なんだか聞き覚えがある名前ですね!
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