防犯/詐欺を防ぐ

住まいでの盗撮被害、注意点はここ!

女性が自宅で遭う危険性の高いのぞきや盗撮。窓の外や玄関ドアの外には怪しい視線があると認識して、しっかり対策しましょう。簡単なひと手間で被害を防げます。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

 窓からの盗撮に警戒!

部屋の外からの視線……

部屋の外からの視線……

盗撮といえば、駅やエスカレーター、書店などで女性のスカート内を撮影するといった被害が多く報告されていますが、女性の自宅での被害についてはどうでしょうか? 付近の建物より高い階数に住む女性が、見られていることを自覚せずにカーテンを開け放したままでいる場合など、特に警戒が必要です。

カメラに望遠レンズを取り付ければかなり離れた場所からでも見られたり撮影されたりする危険性があります。月の表面の写真を撮ることが可能なことを考えれば、数百メートル程度離れているくらいではたやすく撮影されてしまうことが分かるでしょう。これまでにも、「この辺では一番高い建物だし、上層階だからカーテンをひかずにいた」という女性がいました。入浴後に裸でうろうろしたりもしていたようです。

とても危険な状態です。また、集合住宅の隣室から、ベランダ越しにビデオカメラで撮影されていた……という事例もあります。こうした点から、「たとえ近辺に高い建物がなくても、どこから盗撮されるか分からない」と認識して、特に夜間は窓に必ずカーテンやブラインドをひいて、外から室内を見られることを避けましょう。もちろん、左右上下の階にどのような人が住んでいるかくらいは知っておきたいものです。

玄関ドアからの盗撮を防げ!

玄関ドアの外に不審者?

玄関ドアの外に不審者?

若い女性はワンルームや1K、1DKといった部屋に住んでいる場合が多いようですが、「玄関開けたらすぐに部屋」という場合、玄関ドアからの盗撮に警戒する必要があります。たとえば、玄関ドアに新聞受け口がついたタイプの場合、ここからのぞかれる恐れがあると知っておきましょう。

「ふと気になって玄関ドアを見たら、新聞受け口からのぞいている人と目が合った」という女性は少なくありません。これは非常に怖い事態です。実際にこうした被害に遭った女性からは、「怖くて身動きも出来ず、声も出なかった」と聞いています。

新聞受け口は、内側に箱が取り付けられているタイプであれば、直接見られることはありません。しかし、ファイバースコープカメラのようなものを使われてしまえば、住人に気づかれずに撮影することは不可能ではないでしょう。このような被害を防ぐために出来る限りの対策をしましょう。詳しくは次ページで→
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