ビーチ/サイパン・ロタ島

ロタ島旅行(基本情報・日本からのアクセス)

グアムとサイパンの合間にありながら、手つかずの自然が残る穴場なネイチャー・アイランド、ロタ島。透明度50mオーバーといわれる美しい海(日によっては、貸し切り状態)、満天の星空、南の島の自然が待っています。ショッピングモールはないけれど、美しい自然があれば最高!という方にオススメの、小さく、のどかな島です。

古関 千恵子

執筆者:古関 千恵子

ビーチガイド

行く前に読んでおきたいロタ島の基本情報

ロタ

ソンソン村から車で約5分の千本椰子林。目の前にはビーチも

近場海外ビーチリゾートとしてメジャーな存在のグアムとサイパンの合間にありながら、南の島らしい素朴さがたっぷりと残るロタ島。抜群の透明度を誇る海、ワイルドさ満開の自然、ミステリアスなチャモロの古代遺跡など、ショッピングモールはないけれど、ネイチャー・アイランドならではの魅力があります。ロタ島へは、サイパンやグアムから一歩足を伸ばすだけ。小さな子供と一緒の旅にもオススメです!

ロタ島の中心、ソンソン村

ロタ島

ロタ島の中心地、ソンソン村。ショッピングセンターなどはなく、のんびりとした島の暮らしがあります

サイパンから南へ約117km、グアムの北約76kmに位置するマリアナ諸島のロタ島。東西約17km、南北約5km、サイパンの3分の2程度の約85平方キロメートルの島に、人口はわずか2600人(2010年実施の国勢調査では2527人)ほど。

島の南西に尾っぽのように海へ突き出た半島の付け根部分が、中心地のソンソン村。ここに島のほとんどの人が暮らしています。碁盤の目のように道路が走るソンソン村は官公庁など島の心臓部でありながら、行き交う人数もまばら。とはいえ、すれ違えば挨拶をしてくれる陽気なチャモロの人々ばかりです。ちなみにソンソン村から望むタイピンゴット山は三段重ねのケーキのようで、別名”ウエディングケーキ”マウンテンとも呼ばれています。

ロタ島の魅力

ロタ

メインビーチといえども、混雑とは無縁のテテトビーチ。パラソルなどの貸し出しもやっています

ロタ島の魅力はずばり、手つかずの自然でしょう。透明度50mオーバーと言われる澄み渡った海ではシュノーケリングもダイビングも楽しさ倍増! メインビーチのテテトビーチの海のクリアさといったら、ガラスを溶かしたようです。それに、ツーリストの数が少ないので、貸し切り状態になることも。

ロタ

天然のプール、スイミングホールで水遊び。ただし海況が荒れている時はご注意を

有名なダイビングポイント”ロタ・ホール”では、太陽が中天に差し掛かると洞窟内にまっすぐな光の束が差しこみ、まるで聖堂のよう。その神秘性を高い透明度がさらに高めてくれるのです。

年間の平均気温は27度、一年中、海水浴が楽しめます。人気ビーチのテテトビーチやタタチョ・ビーチ、スイミングホールなどは島の北側に点在しています。 一方、南側は断崖が続いています。

 

海以外の自然も見どころ

ロタ

バード・サンクチュアリでは野鳥を観察しつつ、島のダイナミックな自然も堪能できます

もちろんロタ島の魅力は海だけではありません。島の南東にあるバード・サンクチュアリは、カツオドリなど約20種類の鳥たちが生息するバードウォッチング・スポット。展望台からはジャングルと海も一望でき、遊歩道を歩きながらダイナミックな自然を満喫するのもオススメです。

ロタ

チャモロのタガ・ストーン遺跡。先人はどうやってこの巨石をのせたのか、不思議ですね

また、チャモロの遺跡、タガ・ストーンも興味深いもの。約3500年前(推定)の巨石の遺跡なのですが、サイパンやテニアンのタガ・ストーンの石切り場がロタ島だったそう。

そして、なんといってもロタ島のハイライトは、星空! ネオンサインもない島ですから、星の光も力強く感じます。まさに”満天の星空”に包まれる感覚を味わってみてください。
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