雑貨/生活雑貨・デザイン雑貨

東京駅横に商業施設「KITTE」オープン(2ページ目)

3月21日(木)、東京駅のすぐ横にオープンした商業施設KITTE(キッテ)。元は郵便局だった、地下1階から地上6階の各フロアには、日本のものづくりへのこだわりと美意識を感じさせる、全国各地の名店が集まっています。1階から6階は吹き抜けになっており、大きな窓からサンサンと光が注ぎ、広々と明るい印象。気になった店をメインに館内の様子をご紹介します。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド


■マルノウチリーディングスタイル■

迷路に迷い込んだようなオモシロ書棚

迷路に迷い込んだようなオモシロ書棚

書籍、雑貨、カフェの3つを融合させた新しいスタイルのショップ。母体は大阪のセレクト書店「スタンダードブックストア」で、「楽しい読書スタイルとは何か」をテーマに、本で知的好奇心を刺激したら、そこにつながる雑貨でより具体的な創造を模索したり、カフェで寛ぎながら新しい思考を思いついたり。店にいるだけで自由な発想や感性の刺激を得られるような楽しさを提案しています。例えば料理のレシピ本の近くにはキッチングッズが並んでいたりというように、ストーリー性を感じるディスプレイになっています。写真は入ってすぐ正面にあるオブジェのような本棚。ぐにゃぐにゃと曲がった棚にランダムに置かれた本や雑貨が自由自在な思考回路のようで、この店のコンセプトを象徴しているようです。

POS+とgeografiaのコラボ空間

POS+とgeografiaのコラボ空間

そして目を引いたもののひとつは、入口近くにディスプレイされたセレクトウォッチブランド「POS+」(ポスト)と「geografia」(ジオグラフィア)のコラボ。POS+は、世界各国のデザイナーが生み出した個性豊かなデザインウォッチを厳選して集めた新しいブランドです。ロンドンデザインミュージアムやサンフランシスコ近代美術館、ストックホルム近代美術館等、世界の名だたる美術館のコレクションに選ばれており、デザイン的評価が高く遊び心満載のユニークな腕時計ばかり。時計という機能以上に、オブジェとして眺め、飾る、ジュエリーとして着こなす、など幅広い楽しみ方があります。時計をきっかけに人との対話が広がり、感性が深まっていくような、コミュニケーションアクセサリーというコンセプトを打ち出しています。そして「geografia」は、DRILL DESIGN(ドリルデザイン)による、地理・地形・地球をテーマにしたプロダクトブランド。天井から地球のオブジェがいくつもぶら下がり、白地図の上にランダムに時計を並べたインスタレーションは、時間と空間を自由に浮遊するような開放感があり、知的好奇心をくすぐられます。

いいアイディアが浮かびそうなカフェスペース

いいアイディアが浮かびそうなカフェスペース

自然光の入る明るく広々としたカフェスペースもあり。落ち着いた照明で無垢の木の質感が清々しいインテリア。気になる本は購入前でもカフェで読むことができ、窓際の席なら東京駅から発車する電車の動きも見ることができます。


■北麓草水(ほくろくそうすい)■

肌本来の自然な力を大事にする化粧品

肌本来の自然な力を大切にする化粧品

昨年9月にできた青山の直営店に続く2店舗目。「北麓草水」は、日本の四季の草花や木々の恵みを取り入れた自然化粧品をメインに、食品、生活雑貨等を扱っています。原料、製法にこだわり、生き生きとした生命力を持つ植物の力を生かした化粧品。肌が本来持っている力を自然なかたちで引き出し、すこやかな肌に整えるために、また外側から作用する化粧品だけではなく、毎日の習慣を見直し、内側から作用するような食品や雑貨も揃えています。

ナチュラルな風合いが心地よい布小物

ナチュラルな風合いが心地よい布小物

日本の丁寧なものづくりの商品もいくつか扱っており、オーガニックコットンのタオルや和ロウソク、うすはりガラスなど、身体に気持ちよく心安らぐような雑貨が並びます。写真は新潟で織られている絣の技術を生かしたミニポーチ。しなやかな手触りの心地良い綿、麻を使用しています。他にお弁当を包むクロスなどもありました。


さて、KITTEは元郵便局なので、郵便にまつわるグッズを揃えている店も多くありました。

バッグのもう片面はほのぼのした手書き文字が

バッグのもう片面はほのぼのした手書き文字が

CLASKA "DO"」(クラスカ ドー)ではフランス人アーティスト、フィリップ・ワイズベッカー氏が描いたポストの絵をモチーフにしたキャンバス地のバッグがこの店のオリジナルとして販売されています。同じ絵の原画も店内に飾られています。KITTEの真ん前にある東京駅丸の内駅舎内のTORAYA TOKYO(トラヤトウキョウ)にも同氏が手掛けた大きな絵が飾られているので、ハシゴしても楽しいですね。

楽しい郵便グッズ♪

ウキウキするような郵便グッズ♪

江戸時代より続く奈良の手紡ぎ手織り麻織物業を営む、「中川政七商店」。このブランドは東京初出店となり、50坪近い広い店内には、布小物を中心とした生活雑貨が揃います。店の真ん中にはポストモチーフのオリジナル波佐見焼マグカップや、郵便屋さんの配達カバンをモチーフにしたバッグ「POSTMAN」など、郵便をテーマにしたグッズが並んでいました。

ちなみにKITTE1階にはちゃんと郵便局が今もあります。ここは本気で切手の種類日本一!!買い逃した珍しい柄の記念切手などを探しに行くときは、まずここをチェックしてみましょう。郵便に関するステーショナリーなどもなかなか豊富に並んでいて、郵便局なんだけど、雑貨ショップみたいな面白さがあるところです。せっかくKITTEに行ったなら、郵便局もちらりと覗いてみてください。

KITTE
東京都千代田区丸の内2丁目7番2号
jptower-kitte.jp/
ショップ 月~土 11:00~21:00 日・祝 11:00~20:00
レストラン、B1FはHPを確認。詳しくは各店舗へお問合せを。
【編集部おすすめの購入サイト】
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