ズボガニ&越前蟹！ 福井グルメ特集(3ページ目)

荒磯亭の「越前蟹」

こちらは、三国にある「荒磯亭」の「越前蟹」！ 上写真の蟹甲羅についている黒い粒は海の生物の卵。これが一定数、付いている蟹が良いとされています。また、ブランド蟹といえばタグ。三国港の名前が入ったタグは黄色なのです。
このバレエのトップダンサーのような美しくしなやかな脚！ 三国港の越前蟹は献上蟹にされることでも有名ですが、三国の越前蟹が美味しいのは、熟練の茹で技術はもちろん、日帰り漁で夕方に水揚げ後、夜の内にセリを行う「夜セリ」や保存の方法など、長年培った「最高の蟹を最高の状態で味わう」ための知恵と工夫の賜物なのです。
身だけではなく、とろけるようなミソも濃厚で豊潤ですし、最後の甲羅酒まで、越前蟹の凄味を堪能できました。
そして「荒磯亭」の名物「かにまま」！ 「かにまま」とは「ズワイガニ」、「セイコガニ」の身と外子、内子とキノコをたっぷりと使った蟹釜飯のことで、上写真のように何とも豪勢で気前の良い内容となっています。

一杯目はそのまま食べて、二杯目は鯛のアラ出汁を上からかけて「出汁茶漬け」風にして食べるのですが、この出汁がまた格別！ 福井「大野産」の「こしひかり」と「セイコガニ」の旨味、さらに鯛の旨味が奏でる三重奏には食べる手が止まらないほどでした。

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