文章:塩野 哲也(All About「間取り・室内空間」旧ガイド)
テレビ台を買うのはちょっと待って!
そろそろ我家にも「薄型大画面」と考えている方へ、テレビと壁面収納家具を組み合わせて、リビングすっきりの秘訣をご紹介します。テレビと一緒にテレビ台を買うのはちょっと待ってください。薄型テレビの購入は、リビングを整理するための絶好のチャンスです。
リビングは自然とモノが集ってくる場所です。家族の暮らしの中心ですから、それぞれの持ち物が未整理のまま混在してしまいます。しかもリビングには収納が不足しているケースが多いのです。
使いやすい収納の大原則は、使う場所に使うモノを収めることです。リビングに収まりきれないモノを玄関や個室にしまっているケースはありませんか? これが「あれ、どこにしまったっけ」の原因です。
ブラウン管を退治して、壁面収納を活用
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| ブラウン管のテレビは、部屋の隅に置かれるため、壁面には収納スペースがとれませんでした |
壁面収納とはシステム家具の一種で、壁の端から端までオーダーメイドの収納が作れます。普通のキャビネットと違うのは、収納の箱の組み合わせやサイズ、扉の色を自由に選べる点です。ですから、薄型テレビを美しく設置するにはぴったりなのです。
リビングの収納が不足する原因の一つは、大型のブラウン管テレビです。図1のように、奥行きを節約するため、部屋の角に置くことが一般です。これだと壁面に収納を設けるスペースがとれません。一方で薄型テレビは、図2のように壁面収納を作っても人の動きが妨げられません。
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| 薄型テレビの登場で、リビングに壁面収納が作れるようになりました |
壁面収納によって、リビングに散らばりがちなものを一気に収納することが出来ます。例えば家族のアルバムや子供のおもちゃ、ハサミ、封筒などの文具、雑誌、新聞、書籍、爪切り、救急箱、懐中電灯などなど、今まで収納に困っていたモノをすっきり収められます。
特に小さな子供がいる家庭で、リビングの壁面収納は力を発揮します。小さな子供が多くの時間を過ごすのはリビングです。それなのに子供のモノを収納する場所がほとんどありません。忙しい最中、他の部屋にモノをしまう余裕はありません。どうしてもリビングに置きっぱなしになります。子育て期の散らかったリビングの訳は、ここにあったのです。
薄型テレビは、やっぱり壁掛けにしたい
そもそも薄型テレビって、壁掛けのはずだったのでは、と思っている方も多いのではないでしょうか。しかしいつのまにか、テレビ台とセットで販売されることが多くなってしまいました。ヨーロッパでは壁掛けが主流です。薄型テレビを購入する動機として、壁掛けにして、インテリアや家具との調和がとれることをあげる人が多いそうです。
なぜ日本ではテレビ台が普及してしまったのか。それは壁面への取付けの難しさにあります。薄型といっても、その重量はブラウン管テレビとさほど変りません。もちろん画面の大きさなどで変りますが、40型前後で20~30キロあります。これを壁面に取付けるには、しっかりした補強が必要です。
次のページを見て、夢の壁掛けテレビを実現しましょう。