住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

カラーボックスで変わる!収納と間仕切り

大がかりなリフォーム工事をしなくても、快適な空間を創造できるテクニックをご紹介します。子供スペースや収納、書斎など、ずっと欲しかったスペースを作り出せます。

塩野 哲也

執筆者:塩野 哲也

空間デザインガイド

リフォームだけが解決策ではありません

ブラインド
ブラインドを使ってリビングに子供コーナーや書斎を作る。集中したいときはブラインドを下げる。上げればテレビも見られます
快適な暮らしのためにリフォームしたい。でもその前に、リフォーム工事をしなくても、自分たちの手でできるお手軽快適テクニックをご紹介します。

まずパーティションのことからお話ししましょう。パーティションとは空間を間仕切るためのものです。例えばリビング・ダイニングに、ちょっとした子供スペースやお父さんの書斎を設けたい時に大活躍します。

いわゆる衝立が代表的なものですが、市販のロールブラインドやブラインドを使うと便利です。天付けタイプのブラインドをホームセンターなどで購入し、仕切りが必要な場所の天井に取り付けます。ブランドを下ろせば間仕切りになりますし、上げれば邪魔になりません。ブラインドって、窓に使うだけではないんですね。

ただし、あまり大きなブラインドは、重さで落ちてしまうことがあります。横幅が狭く、できるだけ軽いものを選び、しっかりと固定してください。

収納を増やしたいときに

カーテン
リビングの壁面に本箱などを並べ、カーテンで目隠しすれば、すっきりとした収納になります
生活の中で一番足りないものといったら収納ですよね。それを簡易に増やす方法があります。まず、部屋の中の適当な壁を選び、そこに市販の本棚や手持ちのタンス、食器棚、カラーボックスなどを壁一面に置きます。壁の長さに合わせてカーテンレールとカーテンを購入し、本棚などの前に取り付けます。

こうするとカーテンで収納が隠れ、すっきりとした収納スペースが出来上がります。カーテンは白い無地などシンプルなものがいいでしょう。使うときだけカーテンを開ければ、使いやすいオープン収納になります。

この時も、カーテンが落ちないようにレールをしっかりと固定します。また、地震でタンスなどが倒れないよう、市販の耐震金具で壁面に固定しましょう。

以上で紹介した方法は、あくまで簡易的なものです。作業中の事故や、使用中にトラブルが起きる可能性もあります。天井へのブラインド、カーテンの取り付けには、本来下地材が必要です。心配な方は家を建てた工務店やハウスメーカーにご相談ください。

次のページで、カラーボックスやシステム収納を使ったアイデアを紹介します。
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