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パリの隠れ家的な写真美術館「カルティエブレッソン」

「アンリカルティエブレッソン財団」は94年に死去したブレッソンの写真を保護する目的のもと設立した財団で、ブレッソンの常設展に加え、企画展を開催しています。以前は芸術家のアトリエだったというこの建物は、ルーブル美術館のような華々しさはありませんが、まるで隠れ家のような建物。ここでパリジャンに混じりながら、写真話に話を咲かせるのはいかがでしょうか。ルーブル美術館とはまた違った体験が出来るはずです。

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パリのおしゃれなアパートの様な美術館

 

       カルティエブレッソン財団

13番線のゲーテ駅近く、モンパルナスの閑静な住宅街にカルティエブレッソン財団は位置します。以前は芸術家のアトリエだったというこの建物は、ルーブル美術館のような華々しさはありませんが、まるで隠れ家のようにひっそりと周囲にとけ込むように存在しています。

アパートに入るようにインターホンを押すと、受付の女性がドアを開けてくれます。笑顔の素敵な受付の女性に迎えられ、チケットを購入すると、螺旋階段で2階へ上がり、展示会場へ。

アンリカルティエブレッソン財団は94年に死去したブレッソンの写真を保護する目的のもと設立した財団で、ブレッソンの常設展に加え、企画展を開催しています。カルティエブレッソン財団の企画展は興味深いものが多く、国立ヨーロッパ写真美術館、ジュ・デュ・ポムと並び、パリの写真の企画展において重要な役割を果たしています。

ここ何年か私が知る限りではフランスやアメリカの写真家だけでなく、日本人の写真家高梨豊の企画展やブレッソンとポール・ストランドの比較展も以前開催されており、その幅広い企画内容はパリの写真愛好家を惹き付けて止みません。

今回私が訪れた企画展では写真の収集家として有名なHoword Greenbergのコレクション展が開催されていました。Howord Greenbergのコレクション作品を展示すると同時に、写真収集家のそのドラマティックな人生、写真に対する情熱を紹介し、収集家の視点を通し、写真を鑑賞するという着目点も興味深いものでした。
 

      最上階

 

常設展兼来場者の憩いの場所 

展示の後は最上階へ。ここはブレッソンの常設展兼来場者の憩いの場所になっています。天井が窓となっており、自然の光が部屋を優しく包み込みます。白で統一された内装はパリのおしゃれなアパートにいるようで、大変居心地がよく、この素敵な空間の中で、展示を観賞後その余韻に浸りながら、作品の感想を各々話し、話も弾みます。パリジャンに混じりながら、写真話に話を咲かせるのはいかがでしょうか。ルーブル美術館とはまた違った体験が出来るはずです。

■カルティエブレッソン財団
住所:2 Impasse lebouis Paris 75014
電話番号:01-5680-2700
営業時間:火曜~日曜 13:00~18:30/土曜11:00~18:45
定休日:月曜
アクセス:メトロ13号線Gaite駅、メトロ6号線Edgard Quinet駅から徒歩
HP:http://www.henricartierbresson.org/index.htm

※データは記事公開時点のものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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