観葉植物/観葉植物の育て方の基本

観葉植物の手入れ法(2ページ目)

私、いつも植物を枯らしてしまうんです…」とおっしゃる方、結構いらっしゃいますよね? そういう方の水やりのしかたを伺ってみると、大抵、やりすぎであることがわかります。適切な水やり方法から、病害虫の防ぎ方まで、観葉植物の手入れの基本を紹介しています。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド


置き場所

観葉植物はもともと、日陰に強く、室内でも生育できる品種が選抜されて、出回っています。それでも、やはり、植物ですので、光がないと、基本的には生きていくことができません。

「強い光を好む植物」~「半日陰でも大丈夫な植物」まで、品種によって違いがありますので、それぞれの品種に合わせた置き場所を選んであげましょう。

詳しいことは、「観葉植物の選び方」をご参照ください。

寒さに弱い

観葉植物は、熱帯雨林原産の植物が多いため、寒さに弱いという性質があります。購入してから何年も経って、そこの気候に順化してしまい、屋外でも平気で育っているものもときどき見かけますが、基本的には、冬場は室内に置いてあげないと、寒さで枯れてしまします。

植物には、冬越しに必要な「最低温度」というものがあります。「最低温度が高い」=「寒さに弱い」ということになります。こちらも詳細は、「観葉植物の選び方」に書いてありますので、ご参照ください。

明るい窓辺の観葉植物

日当りの良い窓辺に置かれた観葉植物は、冬場は注意が必要です。

また、気をつけないといけないのは、一日のうちの寒暖の差。例えば、南向きの大きな窓際は、冬でも日中はポカポカと暖かいですよね? でも、朝方は急激に冷え込み、摂氏0度近くまで下がってしまうこともあります。植物は、このような急激な温度変化に対処できず、枯れてしまうこともあります。「暖かいところが好きだろうから…」という好意で、窓の近くに置いておいてあげたら、朝方の冷え込みで枯れてしまったということがないよう、特に冬場は注意が必要です。

病害虫対策

最後に、気になる病害虫対策。室内で育てる植物ですから、殺虫剤などは極力使いたくないですよね?

植物に、病気や害虫が発生しないようにするポイントは、風通しを良くしておくことなのですが、室内ではそういうわけにもいきません。そこで、暖かい季節(東京なら、ゴールデンウィーク~10月末頃)になったら、ときどき外に出して、風に当ててあげること。また、ホコリを水で洗い流してあげることなども、病害虫の予防につながります。

また、アブラムシやカイガラムシなどが発生してしまったら、とりあえず、ウェットティッシュなどで拭き取ってあげましょう。薬剤を使用しなくても、これで、ある程度解決できます。
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