観葉植物/観葉植物の育て方の基本

観葉植物の土(2ページ目)

観葉植物を部屋に置くときにちょっと気になるのが、「土」を屋内に入れるということ。土の代わりになるカラフルなゼリー状のものや、素焼きの粒など、いわゆる「土」以外の資材もいろいろあるんです。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド


2.ハイドロボール(ハイドロコーン)

粘土を焼きあげて発泡させた発泡煉石のことです。多孔質構造なので、適度の水分と空気を保持します。植物が根から出す酸を吸収し根を活性化し、土の代わりに根を張らせ植物体を支持することができるので、大型の植物も栽培することができます。

3.カラーポリマー

テーブルヤシundefinedカラーポリマー

透き通ったブルーが涼しげなカラーポリマー。夏のインテリアにもってこいですね。

カラフルな色のついたゼリー状のポリマーで、もともとは、紙おむつの吸収体などに使用されていた技術が応用されています。「マジッククリスタル」・「ジュエルポリマー」・「レインボーゼリー」などの商品名で売られています。アイビーやポトスなどの小さな植物をグラスなどで育てる際に向いています。透明なグラスにこのカラフルなゼリーを使えば、インテリアグッズのように植物を楽しむことができますね。

ハイドロカルチャーで育てる場合は、植物の根についている土を完全に洗い流し、底穴の無い器にハイドロボールやカラーポリマーと共に、植物を植え込みます。水を、器の底から3分の1程度入れ、1週間程度でその水が無くなったら、また、3分の1程度水を追加するという方法で管理していきます。最初からハイドロカルチャーとして栽培されている苗もありますので、それを購入してきて、インテリアに合った器に入れ替えて楽しむという方法もあります。

ハイドロカルチャーのメリットは、器に底穴が無くても良いので、グラスやバケツなど、使用できる器の幅が広がり、より、インテリアとのマッチングを楽しむことができること。デメリットは、通常の土よりも水の管理が難しく、慣れていないと根腐れを起こしやすいということです。

4.セラミス

セラミスundefinedミリオン

右側のレンガ色の粒がセラミス。左側の白い顆粒は、ミリオンというケイ酸塩白土。器の底にミリオンを敷いてから、セラミスを入れるようにすると、根腐れ防止効果があります。

2のハイドロボールと同様に、粘土をブレンドし焼き上げた、ドイツ製の顆粒状の資材です。ハイドロカルチャーとの違いは、植物の根についている土を洗い流さなくても良いことです。観葉植物を植え替える際に、今までの鉢よりも大きな器を用意し、根鉢が崩れないように土を残し、余分な土のみ取り除きます。セラミスを新しい鉢底に敷いたら、植物を入れ、その周りにもセラミスを入れて、固定します。

ハイドロカルチャーより使い勝手が良く、でも、土はクリーンなので、おススメの方法です。セラミスを使用する場合も、底穴の無い器でOKです。

ここでは、ポピュラーで、初心者の方にも使いやすい資材を紹介しましたが、他にも、洋ランによく使われている水苔やバーク、瓦の端材からできたものなど、新しい資材も続々と登場しています。観葉植物の取り扱いに慣れて、自信がついてきたら、これらの新しい資材にもチャレンジしてみて下さい!

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