中国語/中国語アーカイブ

中国語の方言~北京語と広東語

一般的に「中国語」というとき、「北京語を学んでいるの?」「広東語って中国語じゃないの?」という疑問が生まれると思います。ここで中国語の方言がどのようなものか理解して、あらためて「中国語」を眺めてみましょう。

金子 真生

執筆者:金子 真生

中国語ガイド

中国語とは

いきなりですが、「中国語」と聞いて、みなさんがまず思い浮かべるものは何ですか?
ニーハオ、シエシエ?
また、もう学習を始められているみなさんは、「北京語を勉強しているの?」なんて聞かれることもあるかもしれません。
中国語の学習を始める前に、そして始められた方も誤解を生まないために、今一度「中国語」とは何なのか、整理しておきましょう。

中華人民共和国・台湾・シンガポールで話されている言語。
12億人の母語話者、2億人が第二言語として話す。

少し調べると、このような情報にぶつかります。
つまり、中国語を学ぶことで、約14億人の人々と話すことができる、という可能性が生まれるのですね。
ただし、ここで方言という問題が出てきます。
詳しく見ていきましょう。

あ

これだけ広い国ですから、方言が外国語のようになるのも頷けますね。




中国語の方言

中国語の方言は大きく分けて7つあると言われています。
1 粤(エツ)方言
2 北方方言
3 呉方言
4 カン方言
5 湘方言
6 ビン方言
7 客家方言


これらはすべて「中国語」ということができるはずなのですが、何せ億単位の人間が、あれだけ広大な土地で話している言葉ですから、実はそれぞれが外国語と言ってもいいくらいに離れているのです。
そこで、中国政府は1950~1960年代にかけて、標準語を制定することになりました。

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