カナダ/トロント

カナダ最大の都市トロントのランドマーク、CNタワー

トロントにいれば、どこからでも見えるCNタワー。かつては世界一を誇った、その圧倒的な高さを誇るタワーは一番の見どころ! アクセスや展望台の情報など、CNタワーの情報を網羅!

執筆者:下村 猛

トロントでは見逃せないアトラクション! CNタワー

隣にある白いドームは、メジャー球団トロントブルージェイズの本拠地ロジャースセンター (C) Tourism Ontario

隣にある白いドームは、メジャー球団トロントブルージェイズの本拠地ロジャースセンター (C) Tourism Ontario

高さ553.33mを誇るこの建物は、1976年の完成当時から世界一高い建物として長きにわたり知られていました。やがて、その座はドバイのビルに抜かれてしまい、タワーのみのランキングでも、東京スカイツリーの634mの後塵を拝し、2013年現在世界3位となってしまっていますが、それでも町の象徴的な存在であることに変わりなく、トロントに来たら、見ておきたい人気ナンバーワンの観光名所です。

今回の記事では、そのCNタワーへのアクセスや、見どころなどをまとめました。

アクセス

ユニオン駅からアクセスすると線路を越えないといけないので、スカイウォークという歩道橋を利用するのがベスト (C) Blue Works

ユニオン駅からアクセスすると線路を越えないといけないので、スカイウォークという歩道橋を利用するのがベスト (C) Blue Works

ダウンタウンでもオンタリオ湖畔に近い南側に位置しており、VIA鉄道や地下鉄のユニオン駅が最寄り駅となります。ユニオン駅からはスカイウォークという歩道橋があり、これを歩いて所要10分程度。

ダウンタウンが広いトロントなので、イートンセンターやダンダススクエアなどの中心地からは若干離れており、歩けない距離ではありませんが、やはり地下鉄を使うのがベスト。中心地のダンダス駅から3駅。料金は3カナダドルです。

歩く場合、トロントは地下街が発達しているため、中心地からでも屋外に出ることなく、徒歩でのアクセスも可能ではあります。ただ、結構な距離があり、しかも、広大な地下街を歩くと迷子になる可能性も……。ガイドが早足で歩いてアクセスした際、ユニオン駅まで約20分かかりました。観光で来る人なら30分は見込んだ方が安心でしょう。

それぞれ特徴のある3つの展望台

足元のはるか彼方に地面が見える! グラスフロアははずせない見どころのひとつ (C) Tourism Ontario

足元のはるか彼方に地面が見える! グラスフロアははずせない見どころのひとつ (C) Tourism Ontario

では、タワーに上ってみましょう! 時速22kmで進む高速エレベーターに乗れば、展望台まで58秒。このタワーにある3つの展望台のひとつ「ルックアウト」に到着です。ルックアウト展望台は高さ346m。大きなガラス張りの展望台からは、360度に広がる高層ビル群やトロントの町並みのパノラマをを楽しみましょう。

次は、ひとつ下の階へ。この階には「グラスフロア」と呼ばれる高さ342m地点の展望台があります。ここはその名の通り、床がガラスになっていて、ガラスを通して342m下にある地上が見えるというもの。高所恐怖症の人は気を失ってしまいそうなほどの高さなので、ご注意を! また、この階では、屋外展望台もあり、外気に触れることができます。真冬に出たら、たちまち凍り付いてしまいそうなほどの寒さ。話の種にご体験を!

大パノラマを楽しみながらの食事は展望レストランならでは (C) Tourism Ontario

大パノラマを楽しみながらの食事は展望レストランならでは (C) Tourism Ontario

そして、ルックアウトのひとつ上にあるのが高さ351mにある「360レストラン」。ずばり360度のパノラマを楽しみながらの食事が出来る展望レストランです。予算はディナーの場合、前菜、メイン、デザートの3コースが65カナダドル~。ランチでも3コースで55カナダドル~と、かなり高めの料金設定です。

さて、タワーの基本入場料で見ることができるのはここまですが、別料金で、さらに高所にある展望台「スカイポッド」へ上ることができます。高さ447m地点にあるスカイポッド展望台からの眺めはさらに格別。よく晴れた空気の澄んだ日には、オンタリオ湖の対岸のアメリカや、遠く離れたナイアガラの滝の水しぶきが見えることもあるほどです。

最後に余談ですが、この記事を書いている際、東京スカイツリーのレイアウトが、CNタワーにとても似ていることに気付きました。CNタワーが高さ346mのルックアウト展望台に対し、スカイツリーの天望デッキが340m~350m。展望レストランも同じようにあり、さらに、447mのスカイポッド展望台に対し、スカイツリーの天望回廊が445m~450m。偶然にしては、出来過ぎ?

<DATA>
CN Tower
入場料:大人32カナダドル、シニア(65歳以上)/子供(4~12歳)24カナダドル
スカイポット展望台へはルックアウト展望台で別チケット購入。大人子供共通で12カナダドル
営業時間:9:00~22:00、金・土曜は22:30まで (12/25以外は毎日営業)
アクセス:地下鉄ユニオン駅から徒歩5分
*チケット代金、営業時間は2014年12月現在のもの。旅行の前に、最新の情報は公式サイトでご確認をお忘れなく。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます