うなぎ/東京近郊のおすすめうなぎ店

ジャズを聴きながらひね子をいただく老舗「はし本」

創業は天保6年(1835年)の、うなぎはし本。創業当時から変わらぬ場所で営業しており、大ぶりなうなぎのやや歯ごたえを感じる柔らかい蒲焼。うなぎの向う骨という、骨の周りの肉を集めて串にしたものもめずらしい。

山室 賢司

執筆者:山室 賢司

うなぎガイド

創業天保6年(1835年)江戸川橋はし本

神田川の中流部、早稲田付近から飯田橋周辺の川を、かつては江戸川と呼んだそうだ。その名残が駅名に残る、地下鉄有楽町線江戸川橋駅。江戸川橋駅から歩いて5分ほどのところに神田川にかかる石切橋がある。寛文年間の架橋といわれる古くからある橋なのだそうだ。その橋のたもとに、創業は天保6年(1835年)の『はし本』がある。現在でも創業当時から変わらぬ場所で営業しており、老舗でございますといった感じではなく、控え目な一軒屋だが、暖簾にはしっかり創業天保六年とある。
はし本外観

石切橋からのはし本
 

メニューはシンプル、気になる向う骨の串焼き

引き戸を開けると、白衣姿のおやじさんが気持ちよく迎えてくれる。一階にはテーブル席、奥には小上がりが3卓ほど、二階には座敷もあるようだ。うな重は上と並のみ、それぞれ3200円、2500円。上と並で鰻の質は同じだが、大きさが違うとのこと。うな重上3200円をお願いする。メニュー表には肝焼き、ひれやき、鰻短串の他に、向う骨というのがある。向う骨とは、骨の周りの肉を集めて串にしたものだそうだ。
店内

ゆったりとした時間が流れる店内

スロージャズを聞きながら、昼から一杯

後ろに座っているスーツ姿のお客さんは、ビールと肝焼きを注文している。どうやら肝焼きはないらしく、ひれやきにしたようだ。自分も一杯欲しくなるが、この後、打ち合わせがある、ここは我慢だ。のんびりとした雰囲気の中、スロージャズを聞きながら待つのだが、後ろのお客さんの、ひれやきの香りがどうにも気になる。
蒲焼

うな重上 3200円

江戸からの歴史を静かに受け継ぐ蒲焼

待つこと25分、うな重登場。皮は柔らかくやや厚め、脂のノリがよい。身は厚めで大ぶり、これが「はし本」がこだわるひね子だ。ひね子とは、一年以上成長した鰻のことで、一年未満の鰻は新子という。身の表面はパリッと仕上げてあり、ハラッとするような、やや歯ごたえを感じる柔らかい身だ。タレは醤油系辛めのあっさりした感じ、鰻とのバランスも良い。肝吸いは大ぶりの肝が2つ入っている。江戸時代からの歴史を静かに受け継ぐ蒲焼なのである。
蒲焼

大ぶりな鰻、表面はパリッと仕上げてある


■はし本
住所:東京都文京区水道2-5-7
電話番号:03-3811-4850
営業時間:ランチ11:30~14:00、ディナー16:30~20:00
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://www.unagi-hashimoto.jp/

※上記データは記事公開時点のものです。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます