男の靴・スニーカー/困ったときのリペアショップ

こんなお店があると嬉しい! Ye Olde Haunt

代々木上原にオープンしたYe Olde Hauntを今回はご紹介します。基本的にはシンプルで穏やかな雰囲気のセレクトショップなのですが、何かが決定的に違う…… 今までになかった画期的な融合が図られたお店なのです!

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

閑静なエリアにふさわしいお店!

外観

Ye Olde Hauntの外観です。閑静な住宅街の通り沿いにあるマンションの1階。周囲に綺麗に溶け込んでいるせいか、それほど目立つ外観ではないのですが、ふと中に入ってしまう不思議な魅力があります。

駅の近くこそ庶民的な商店が立ち並ぶものの、そこから少し外れると戦前から続く見事なまでのお屋敷街となる代々木上原。小田急線の急行で新宿から一駅目、東京メトロ千代田線とも接続し付近に井ノ頭通りと山手通りが走るなど、交通の便に優れたエリアだからでしょうか、近年は「住みたい街」として若い世代からも注目を集めているのをご存じの方も多いでしょう。都内有数のグルメスポットとしても暫し話題に上ります。

そんな代々木上原駅から歩いて数分のマンションの1階に2012年の11月に開店したのが、今回ご紹介するYe Olde Haunt(イェ オールド ハウント)です。店の名は古い英語で「昔からの馴染みの場所」の意味。運営するのはウェールズ語で「靴職人」の意味するシューズブランドCRYDD(「クルーズ」と読みます)を主宰する田嶋 塁さんと、奥様でアクセサリーデザイナーの由美子さん、それに靴のリペアに長年携わってきた川島 秀雄さんの3名です。

スタッフ

向かって左から田嶋 塁さんと奥様の由美子さん、そして川島秀雄さんです。それぞれが異なるフィールドで活躍していたのですが、この店の誕生でそれらの融合が一気に進みました。

白を基調としたシンプルな内装に、その名の通り居心地のいい空間を容易に想像できるからでしょうか、オープンから間もないにもかかわらず通りすがりの方、特に女性が結構な率で入店して来るのにまず驚かされます。基本的には運営する3名の感性で服や靴、それにアクセサリーなどを仕入れるいわゆる「セレクトショップ」なのですが、このお店、何気なくも今までに類を見ない組み合わせをやってのけてしまったのです。


その「組み合わせ」とは一体何?詳しくは次のページで!
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