アイルランド/アイルランドのグルメ・レストラン

本場アイリッシュパブの楽しみ方

アイルランドのパブを一言で表現するなら、大らかで陽気、そして話好きのアイルランド人気質を象徴する場所と言えるかもしれません。今回はその本場ならではの楽しみ方をご紹介いたします。

執筆者:原 貴子

アイリッシュパブってどんなところ?

quay

テンプルバースクエアそばのパブ「THE QUAY'S BAR」

アイルランドのパブに行くと、近くの席のアイリッシュがやけに盛り上がっているな、なんてことがよくあります。そしてしばらくするとそれぞれの仲間が現れて、話し込んでいた2人が知り合いでもなんでもなかった、なんてことが判明したり。こんな風に初対面の人とでもジョークを交えて会話を楽しんだり、同僚や友だち、ご近所とにぎやかに飲んだりする場所がアイルランドのパブです。また、アイリッシュミュージックの生演奏を聴けるところも数多くあります。音楽を楽しみながらおいしいギネスと会話をゆっくり楽しむ。もしかすると、これ以上アイルランド的な時間が過ごせる場所はないかもしれません。

パブはダブリンのどこにある?

パブ内部

にぎやかで暖かみのあるインテリアのアイリッシュパブ

観光客にはダブリンの中心地にあるパブが密集するエリア・テンプルバーが有名ですが、ダブリンには至るところにパブがあります。テンプルバーにあるバーは各国の観光客への対応にも慣れているので、まずはここで一杯飲んで、その後にほかのパブに繰り出してみてはいかがでしょうか。

テンプルバーはデイムストリートという大きな通りに面しているのですが、身近な所ではこのデイムストリートを挟んでテンプルバーとは逆側のエリアがおすすめです。このあたりには、比較的地元の人が多いパブがありますので、中の雰囲気が良さそうだったり、気になるパブがあったらぜひ入ってみてください。パブの好みは人それぞれかも知れませんが、ガイドは老若男女がバランス良くいるパブが好きです。そういうパブはだいたい
ハズレがなく、お酒もおいしいです。

バー

ダブリンには小さなパブもたくさん

また、どんな小さな都市、村にもパブだけは必ずあると言われているの で、地方に足を運んだ際にもパブに足を運んでみてはいかがでしょう。こ れぞアイルランドというローカルな経験ができるかもしれないですね。ガイドはケリー州の小さなヴィレッジにあるパブを訪れたことがあるのですが、我々以外は皆ご近所さんということで、とても和やかな雰囲気の中でお酒を楽しみました。
ダブリン市内は、暖かみのあるインテリアのいかにも庶民的なパブに加え、ミニマルなモダン家具を配したスタイリッシュなパブもあります。滞在中、ぜひいろいろなパブにトライしてみてくださいね。


さぁ、パブに行こう! まずはギネスの味を堪能

ギネス後

サーブ後2分ほどたつと、泡がすべて上に上がり、深い焦茶色に。この時が飲み頃です

ギネス前

サーブされたばかりのギネス。泡が上がりきりるまで待ちましょう

アイリッシュパブでのはじめの一杯は、やはりギネスでしょう。アイルランドの基本情報でも本場のギネスは日本で飲むものとは鮮度が違うという話をご紹介したのですが、その違いは、香り、泡のクリーミーさ、後に残るほのかな甘み……。ビールばかりは細かい説明よりも、飲んで違いを実感した方が早いですね! パブのいい雰囲気もあいまってさらにおいしく感じることでしょう。


オーダーするには

アイルランドのパブでは、カウンターで直接オーダーと支払いを済ませ、その場でお酒を受け取ってから自分の席へ。1パイント(500ml)であれば「A pint of Guiness, please.(パイント オブ ギネス プリーズ)」と言えば、すんなりオーダーできるはずです。また、ハーフパイント(250ml)でもオーダーできるので、お酒がそんなに強くないという方にはこちらをおすすめします。パブでご飯も一緒に食べたいという方は、少しギネスが重ためかもしれないので、お食事と一緒にハーフパイント(250ml)をオーダーされてはいかがでしょう。

さて、次のページではアイリッシュミュージックやギネス以外のおすすめドリンクなど、さらなるパブの魅力をご紹介します。

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