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子連れLCC(格安航空)ガイド!国内線・LCC航空会社3社

格安な料金が魅力のLCC(ローコストキャリア)。子連れのファミリーでも利用してみたいとの声が多く聞かれる反面、予約の仕方やサービス内容が異なることから、初めての利用には不安のある方も多いよう。そこで、子連れでLCCを利用するポイントや注意点をまとめました。

小暮 祥子

執筆者:小暮 祥子

家族旅行・子連れ旅行ガイド

子連れでLCCを利用するときのポイントや注意点を紹介!

昨年2012年は国内で日系3社のLCC(ローコストキャリア)が就航し、「日本のLCC元年」とも言われました。その格安な料金に、子連れのファミリーでも利用してみたいとの声が多く聞かれた反面、予約の仕方やサービス内容が異なることから、初めての利用には不安のある方も多いよう。そこで、子連れでの利用ポイントや注意点をまとめました。今年は子連れでLCCを利用した旅行を楽しんでみませんか?

※本記事は「ピーチ・アビエーション」、「ジェットスター・ジャパン」、「エアアジア・ジャパン」の3社に限った国内線についての内容です(※2013年1月現在)。他社LCC、また国際線については異なる内容もありますので、ご利用前には、必ず各社ホームページにてご確認ください。

まずはLCCならではの知識として、これだけはおさえておきたい! というポイントから。
 

子連れLCC旅はプランの立て方が腕の見せ所!?就航中の国内路線

ピーチ・アビエーション

2012年3月に就航した初の本格的な日系LCC「ピーチ・アビエーション」。

2013年1月現在、成田空港を拠点にした「エアアジア・ジャパン」が新千歳、福岡、那覇を結ぶ3路線、関西国際空港を拠点にした「ピーチ・アビエーション」が新千歳、福岡、長崎、鹿児島、那覇を結ぶ5路線、そして成田を拠点に関西にも乗り入れている「ジェットスター・ジャパン」でも、現在7路線(新千歳、関西、福岡、那覇)と、利用できる空港、路線はまだまだ少ないと言わざるを得ません。また、1日に飛ぶ便数も多くはないため、フライトをいかにうまくスケジュールに組み込んでいくかがお出かけプランを立てるパパとママの腕の見せ所になりそう。

もちろん今後路線が増えていくことには大きな期待があり、先日「ピーチ・アビエーション」が2013年サマーダイヤ期間(3月31日~10月26日)に国内線では、新たに4月12日に大阪(関西)-仙台線、6月14日に大阪(関西)-新石垣線、さらに9月13日には沖縄(那覇)-新石垣線を開設するとの発表がありました。また、ジェットスター・ジャパンからは3月31日に東京(成田)-大分線、名古屋(中部)-福岡線と名古屋(中部)-札幌(新千歳)線、さらに5月31日には名古屋(中部)-鹿児島線と東京(成田)-鹿児島線を開設するとの発表がありました。
 

LCCの運賃は空席連動型、セール情報はSNSなどを上手に活用

ジェットスター・ジャパン

ジェットスター・ジャパン」は最低価格保証を宣言

昨年は就航記念ということもあって1円、5円、というような驚異的な価格のチケットが販売されるキャンペーンも実施されていましたが、LCCの通常の予約は3社とも運賃が「空席連動型」となっており、“空席数が多いほど安い”という仕組みです。そのため、価格は時間とともに変わっていき、基本は早めに予約した方が安いということになります。

ただし、LCCのチケットは何ヶ月前の何時から発売する、ということが決まっていません。一般的にはLCCはレガシーキャリアよりも早めに予約が開始されますが、それがいつなのかを事前に知るには、こまめに公式サイトをチェックするか、各社からのお知らせメールや、フェイスブック、ツイッターなどSNSを活用すると便利。時折みられる格安なタイムセールも直前に情報が流れてあっという間に完売してしまうため、常に情報に対してアンテナを張っておくことが大切です。
 

予約の基本はインターネット!電話や空港での購入は?

エアアジア・ジャパン

4年連続で世界ナンバーワンLCCを受賞している「エアアジア」の世界的な知名度と信頼感が強みの「エアアジア・ジャパン

LCCの予約は基本インターネットを利用します。席があれば電話や空港カウンターでも購入できますが、別途手数料がかかってしまい、額としては小さいもののチケットが格安なだけにこの手数料が家族の“人数分”かかってしまうのは、ちょっともったいない感じがします。

≪コールセンター、または空港での予約手数料≫
※1便につき、1名あたりの手数料(2013年1月現在)
・ピーチ・アビエーション:コンタクトセンター 1050円、空港カウンター 2100円
・ジェットスター・ジャパン:電話、空港予約共に 1800円
・エアアジア・ジャパン:電話、空港予約共に 1000円
 

子連れでLCCに乗るなら事前座席指定を!オプション付きの価格で比較しよう

受託手荷物

子供がいるとついついいろいろ持ち込みたくなりますが、機内への持ち込み荷物もサイズや重さに注意

座席指定や受託手荷物が有料のため、必要なものはオプションとして申し込みます。一部これらオプション付のチケットも販売していますが、付加サービスをどこまで利用したいかを考え、他社便との比較も必要なオプションをつけた価格で比較をしましょう。

子連れの場合は特に座席指定に関しては慎重に決められた方が良いと思います。どの席が希望(前方・後方、窓際・通路側)、ということもありますが、満2歳から座席が必要なLCC(詳細は次のページで)では、幼児と席が離れないためにも座席指定は必須ではないでしょうか。

なお、受託手荷物については当日空港で手配するよりもオンラインで予約時にまとめて手配する方がお得です。重量超過にも気をつけて荷造りを。

【参考】これだけは必須!格安航空(LCC)利用の為の基礎知識(旅の準備・お得・便利)


>> 次のページでは「子連れでLCCを利用する際の疑問」に答えます!
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