高級マンション/注目の高級マンション

2012年、印象に残ったマンション~超高級マンション編

東京の巨大なマンション市場。その中にあって、価格3億円以上の超高級マンションは1年でたった数戸しか供給されない。ところが、今年はそれを優に超える物件が売り出された。「アークヒルズ仙石山レジデンス」である。

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お蔵入りしそうな数百枚の画像

アークヒルズ仙石山森タワー

アークヒルズ仙石山森タワー

今年も都心を中心に、いくつかのマンションを取材させてもらった。現場に行くと、写真を撮る。それらに、物件の特徴をまとめた文字を添え、記事として公開する。デジタルカメラだから、フィルム代も現像料もかからない。メモ書きを最小限に抑え、できるだけ画像で記録しておくようにしている。

よって必然的に、マンションの特長と画像の枚数は正比例する。1年を振り返ったとき、どの物件が印象に残ったか。わざわざ記憶をたどる作業が要らない。パソコンにある画像の多いものをみれば、一目瞭然だから。

2012年はそれさえ調べるまでもない。「アークヒルズ仙石山レジデンス」が圧倒していた。ところが、困ったことに、そのモデルルーム画像の幾つかは公開できなくなってしまいそうだ。理由は、好調な商況。つまり、予想以上のスピードで購入希望が付きそうだからである。竣工売りゆえ、商談に入れば公開を控えなければならない。

クリスマスデコレーションがはじまった「アークヒルズ仙石山レジデンス」のエントランスロビー

クリスマスデコレーションがはじまった「アークヒルズ仙石山レジデンス」のエントランスロビー


なぜ、「ヒルズはスケールが違う」のか

しかしそれにしても、数億円のマンションがそんなに早くウェイトがかかるとは、誰が予想できただろうか。じつは、超高級物件の売れ足の速さは「アークヒルズ仙石山レジデンス」に限ったことではない。既存の「ヒルズ」のなかには、同クラス(面積と価格)の物件が他にも流通しているという事実がある。

地形や現存の建物を忠実に再現した「アークヒルズ仙石山レジデンス」販売センターのジオラマ

地形や現存の建物を忠実に再現した「アークヒルズ仙石山レジデンス」販売センターのジオラマ


かつて(というより、いまでも言われていることではあるのだが)、億ション市場には、1億の前半と後半の間に、さらに1億前半台にもそれぞれ壁があるといわれてきた。はざかいをまたぐ場合は企画に要注意。中途半端な商品をつくってしまえば、致命的な在庫になる。少しばかり値段を下げたところで、買い手がつかないからだ。高額市場は難しいといわれる所以である。

したがって、坪500万円を超えるマンションは、設計段階で面積の調整に相当気を使わなければならない。なのに、この状況はどうだろう。数百平米という他を圧倒する広さに、価格。それが、わずか数カ月で検討顧客が付いてしまうとは。この事象の根源には何があるのか?

更新日:2012年12月13日

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