落語/古今亭志ん生(5代目)さんのおすすめ落語演目

ブラックな話を滑稽話に仕立てた黄金餅がおすすめ

死人を運んで金を得るというブラックな話ですが、終始にわたって思わず吹き出す面白い仕上がりです。途中の道中づけと呼ばれる寺までの道筋をまくしたてるシーンも見物。古今亭志ん生さんの腕が光る演目です。

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死人を運んで金を得るというブラックな話ですが、終始にわたって思わず吹き出す面白い仕上がりです。途中の道中づけと呼ばれる寺までの道筋をまくしたてるシーンも見物。古今亭志ん生さんの腕が光る演目です。

おすすめの演目

黄金餅

おすすめポイント

古今亭志ん生さんの落語に黄金餅という演目があります。

ストーリーとしては「知人が死んでしまったのを一人で火葬場まで運び、金を得る」というもので、落語としては珍しいかなりブラックな話ですが、志ん生さんの軽快な話し口調で滑稽ばなしを聞いているかのような気分になります。暗い部分をサラリと語り、湿っぽさを少しも感じさせない話芸は見事。金を得た男はそのまま餅屋となり繁盛したというサゲで、人情話を聞いたような気にさえなってしまいます。

途中に志ん生さんのアレンジとして、下谷にある長屋から麻布の寺まで行く道筋を一気にまくしたてる部分があり、そこが一番の見せ場となっています。

志ん生さんの次男である志ん朝さんや立川談志さんの黄金餅と聞き比べてみても面白いかと思います。まだ聞いたことがないという人は、是非一度聞いてみて下さい。
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